研究課題
基盤研究(C)
近世小説史の記述に用いられる「初期読本」というジャンル呼称は、その始発に位置する都賀庭鐘自身が明確に有していたそれ以前の小説と自らのそれとを区別する意識を受け継いで設定されたものである。また、その発展とみなされる京伝・馬琴らの江戸読本とも一線を画そうという意図をも内包している。それゆえ、今後の文学史記述においてこのジャンル呼称を用いる場合は、こうした評価軸を意識しつつ、所与のものとしてではなく、選ばれた作品のみに与えるジャンル名として用いていく必要がある。
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金沢大学市民大学院論集別冊 第4号
ページ: 1-98
金沢大学国語国文 第34号
ページ: 196-202
季刊文学 第10巻1号
ページ: 57-67
国文学解釈と鑑賞 第73巻3号
ページ: 149-156
国語と国文学 第85巻5号
ページ: 62-71
金沢大学市民大学院論集別冊 第3号
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石川工業高等専門学校紀要 第40号
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江戸文学 第36号
ページ: 89-102
北陸古典研究 第21号
ページ: 69-89
国語研究 第32号
ページ: 1-19
石川工業高等専門学校紀要 第38号
日本文学 第55巻3巻
ページ: 11-19
日本文学 第54巻6号
ページ: 54-6
江戸文学 第32号
ページ: 119-131