本年度は、A:目録作成、B:資料研究を以下の通り実施した。 A 目録作成(図書整理、目録作成、データ整理) a 寄託図書各点書誌データのパソコン入力。(研究担当者+作業補助(院生4名)+研究支援員<1名>) b 入カデータの点検、及び国会図書館・広島大学附属図書館O-PACのデータベースとの照合とその結果の入力。 c 諸機関との非重複図書について図書分類番号入力。 d 諸機関(広島大学および他機関)蔵書との重複図書の廃棄、および処理結果入力。 e 諸機関との非重複図書及び稀槻書に整理番号ラベルを添付の上、専用書架に配架。 ※データ入力は調査対象図書の四分の三を終えた。明治・大正・昭和戦前期教科書についての調査の結果、各期、教師と生徒の書入が多数存在することが判明した。各期の授業実態に関する具体的な情報となる。 B 資料研究 a 寄託図書の端本資料についての調査。 (国会図書館。研究担当者:東京2泊3日、補助者3名:東京2泊3日) b 寄託図書関連資料の調査。(aと一括調査) (東書文庫・教科書研究センター) *明治・大正・昭和戦前期・昭和戦後期の国語教科書について、三原市立図書館旧蔵本の欠本分の調査を行い、データを収集した。 c 寄託図書中の貴重書の翻刻、解説。(同人誌『problematique』に掲載) *明治・大正・昭和戦前期教科書に関する目録作成のため、「近代日本学校教育における学科目名一覧(稿)」を作成し、小学校・中学校・高等女学校・青年学校・実業学校・師範学校・高等師範学校別の一覧表および学科内容にかかわる主要法令一覧表を掲載した。 来年度はA、Bの作業、研究を早々に完成させ、目録を作成する。
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