1、具体的内容 (1)基本的文献の収集 本年度は、台湾の代表的な日本語文学作品作家の『龍瑛宗全集』及び「龍瑛宗全集資料集」(電子複写)を入手すると共に、テーマとかかわると考えられる上海科学技術文献出版社発行の『上海図書館館蔵旧版日文文献総目』を入手した。 (2)情報収集および資料収集 昨年度に引き続き、台湾・台南在の国立台湾文学館を訪問し、上記「龍瑛宗全集資料集」を特別許可を受けて、デジタルカメラにて撮影し、CD=Rに保存し、ほかに文学館発行の「台湾文学研究学報」他パンフレット類を収集した。また、国内の愛知大学で開催された国際共同シンポジウム「帝国主義と文学」に出席し、台湾・日本国内の研究者と情報交換を行うとともに、シンポ報告書などの資料を収集した。ほかに、沖縄県立公文書館や法政大学図書館などを訪問し、台湾文学にかかわる若干の資料を収集した。 (3)意義、重要性 日進月歩で進んでいる国立台湾文学館の息吹に接することで刺激を受け、ますますの研究交流の可能性と必要性が感じられた。また、中国本土における台湾研究の今後の進展が期待できるという感触があり、更に日中台三国の研究交流が今後重要になると思われる
|