研究課題
基盤研究(C)
今昔物語集の諸本のうち、江戸末期に多く書写された流布本系について、未紹介本今昔物語集や古本系でありながら流布本系に変容しつつある本を視野に入れつつ、総合的にその営みの意味について考察した。その結果、校訂を目指す諸本と忠実に写すことを目的とする諸本の二様が存在し、それらが古い形態と新しい形態を混在させる要因になっていることが判明した。また、現在の諸本の原本とみなされる鈴鹿本の残る巻では、あまり全巻にゆれがみられないことなどが明らかとなった。
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アジア遊学 121
ページ: 86-93
愛知県立大学文学部論集 57 号
ページ: 35-54
日本文学 vol.57
ページ: 90-94
愛知県立大学文学部論集 56 号
ページ: 49-78
国文学 解釈と鑑賞 第72 巻8号
ページ: 143-150
彦根城博物館所蔵『今昔物語』巻二の本文の位置づけ 55 号
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愛知県立大学文学部論集 54 号
ページ: 1-32
説林 53 号
ページ: 1-20