研究課題/領域番号 |
17520125
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研究機関 | 東京成徳大学 |
研究代表者 |
庄司 達也 東京成徳大学, 人文学部, 助教授 (60275998)
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研究分担者 |
山岸 郁子 日本大学, 経済学部, 助教授 (90256785)
中澤 弥 湘南国際女子短期大学, 国際ビジネス総合学科, 助教授 (20279821)
須藤 宏明 盛岡大学, 文学部, 助教授 (60275584)
南 富鎭 静岡大学, 人文学部, 助教授 (30362180)
山口 直孝 二松学舎大学, 文学部, 助教授 (30297741)
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キーワード | 文学 / メディア / アジア / 映像 / 改造社 / 大衆 / 円本 / 1920年代 |
研究概要 |
第1回勉強会(6月8日)を、研究分担者山岸郁子氏の勤務校である日本大学経済学部にて行い、今後の具体的な研究活動計画を立てた(以後、特記しない限り、会場は同大学)。それにしたがい、第2回勉強会(7月20日)、第3回勉強会(9月15日)を開催し、本課題の研究分担者及び研究協力者(以後はメンバーと略記)による研究課題に関わる報告を行った。また、第3回勉強会においては、当初の計画通り、鹿児島県薩摩川内市と同地に在る薩摩川内まごころ文学館への実地調査を実施すること、合わせて熊本、鹿児島両県にて当時発行されていた地元紙及び旧制高校の校友会誌などについて調査を行うこととし、10月27日から30日、11月2日から6日までの2グループに分かれての調査を行った。また、外部講師として石塚純一札幌大学文化学部教授を招聘し、第4回勉強会として「円本に手を染めた出版社と出さなかった出版社 -昭和初年における出版社の内的転換」との演題による講演会を、メンバー以外の出席者も多数得て11月25日に開催した。第5回勉強会(2006年1月25日)、第6回勉強会(3月22日)はメンバーによる報告を行い、活発な討議が交わされ、今後の課題達成に向けて大きな成果を得た。なお、改造社社主山本実彦の著書を含む関連図書、資料を、特に、円本全集に関わる全集内容見本、全集の附録である月報などの資料類を多く収集した。このことにより、当初の計画にあった雑誌『改造』の収集が予定通りに行えなかった点を補完しえた。また、改造社が招聘したアインシュタインの来日に関わる展覧会と演劇の公演が行われたこともあり、それらによって改造社の多面的な活動の在りようを学ぶことが出来た。なお、関連するテーマにて同じく平成17年度科学研究費補助金を受けている慶応義塾大学松村友視氏の研究グループと緊密な協力関係を持てたことが有益であった。
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