研究課題/領域番号 |
17520125
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研究機関 | 東京成徳大学 |
研究代表者 |
庄司 達也 東京成徳大学, 人文学部, 助教授 (60275998)
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研究分担者 |
山岸 郁子 日本大学, 経済学部, 助教授 (90256785)
中澤 弥 湘南国際女子短期大学, 国際ビジネス総合学科, 助教授 (20279821)
須藤 宏明 盛岡大学, 文学部, 教授 (60275584)
南 富鎭 静岡大学, 人文学部, 助教授 (30362180)
山口 直孝 二松学舎大学, 文学部, 助教授 (30297741)
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キーワード | 文学 / メディア / アジア / 映像 / 改造社 / 大衆 / 円本 / 1920年代 |
研究概要 |
昨年度に行った6回の勉強会と2回の実地踏査に続いて、今年度は8回の勉強会と5回の実地踏査による資料の調査及び収集を行った。また、関連図書や資料の収集も昨年度と同様に行い、多くの文献を入手した。 本年度の第1回にあたる第7回勉強会は、研究分担者である山岸郁子の勤務校である日本大学経済学部にて行い、研究協力者の掛野剛史の報告に続いて、今年度の研究活動計画を立てた(以後、特記しない限り会場は同大学)。それにしたがい、第8回勉強会(5月26日)、第9回勉強会(6月23日)、第10回勉強会(7月21日)、第11回勉強会(9月20日)を開催し、本課題の研究分担者及び研究協力者(以後はメンバーと略記)による研究課題に関わる報告を行った。また、この間、日本近代文学会北海道東北支部合同研修会に於ける須藤宏明の成果報告に合わせ、須藤、庄司達也による道内の旭川、及び札幌での実地踏査を行い、関係資料を収集した。なお、同時期には、庄司による近代文学注釈と批評の会2006年度夏季合宿での成果報告も行われた。第12回勉強会は、10月22日に東京文化会館にて、台湾に於ける日本文学の需要の実態に詳しい河原功氏を招聘し、第13回勉強会は、近代の出版物における組版などの事情に詳しい鈴木広光氏を招聘し講演会を催したが、メンバー以外の出席者を多数得た。第14回勉強会は、本プロジェクトと関連するテーマにて同じく平成17年度から科学研究費補助金を受けている慶応義塾大学松村友視氏の研究グループとの合同研究会として実施し、メンバーからは、研究代表者の庄司達也と研究協力者の杉山欣也が報告者となった。 なお、本年度の実地踏査は、前記の北海道に加え、京都、山口、鹿児島、宮崎、大分、福岡、佐賀、長崎の各県にて行い、相応の成果を得た。これらにより、九州全域の調査をひとまずは終え、九州地方に於ける改造社による宣伝講演の実態の概要を把握することが出来た。
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