研究課題
基盤研究(C)
当該研究期間においては、中国の北京、四川の成都、漸江の杭州などの図書館で調査を行い、各図書館に所蔵されている日本古典籍について重点的に調査を行った。一方、明治以後の日本から中国への古典籍の流出ルートについて、文献や実地調査を通して考察し、中国所蔵の日本古典籍の状況とその中国に伝わった歴史的背景の解明についても新たな知見を得ることができた。その成果として、研究代表者の陳捷が(1)「明治前期における日中間の民間往来について一岸田吟香を通して」(国際シンポジウム「近代日中関係人物史研究の新しい地平」、関西大学アジア文化交流センター、2006年6月24〜25日)(2)「日本入宋僧南浦紹明與宋僧詩集『一帆風』」(「宋代文化国際研討会」、中国・四川大学、2006年8月15〜18日)等の研究発表を行い、また「中国に伝わった百万塔陀羅尼一近代における中国人による百万塔陀羅尼の記録」等の論文を執筆した。研究分担者の山崎誠は論文「和刻本『劉子』考」、「性霊集注解題」などの成果を発表した。
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静嘉堂文庫所蔵百万塔陀羅尼の研究
中国典籍与文化論集
The Studyof the Hyakumantou Darani in Seikadoubunko
Chinese classics and culture
国語国文 75 : 9
ページ: 1-13
『真福寺善本叢刊』第十二巻 23
ページ: 837-888
演劇研究センター紀要 VII:27
ページ: 73-89
The Institute for Theatre Research VII 27