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2005 年度 実績報告書

ウィルキー・コリンズの小説とヴィクトリア朝の出版産業

研究課題

研究課題/領域番号 17520209
研究種目

基盤研究(C)

研究機関早稲田大学

研究代表者

GRAHAM LAW  早稲田大学, 国際教養学術院, 教授 (60205276)

キーワードhistory / British / Victorian / fiction / publishing / industry
研究概要

当初の研究計画で示したとおり、本研究の第一年目においては次の三つの重要な研究活動を行った。
(1)アーカイヴ資料の画像化と画像保存のための電子機器を取得し、その効率的使用に熟達した。
(2)ヴィクトリア朝の出版史、とりわけ、ウィルキー・コリンズの作品にかんする最近の出版物全般(書籍、および、CD-ROMの形で)にアクセスしたこと。
(3)夏期休業中、ロンドンに研究出張し、コリンズと関係のあった出版社、雑誌社、エージェント関係のアーカイヴ資料の調査を行った。アーカイヴの所在地は主として私が滞在したロンドン市内、市外に集中していた。主な調査箇所は以下のとおりである。
以下は上記研究活動の結果である。
(1)ロンドン市内外に点在するアーカイヴの千点以上の手書き資料を高質画像として取り込んだこと。これらの画像の区分け整理、分析、活字化はほぼ終了した。
(2)分析の結果、記録に残されていないコリンズの文学、ジャーナリズム作品が十以上、未刊行の出版社あての手紙が十以上発見された。これらの資料の出版は2006年から2007年のあいだの時期に、ウィルキー・コリンズ協会によって出版される予定になっている。
(3)さらに収集された資料をもとに、ジャーナリストとしてコリンズの仕事、ヴィクトリア朝初期の書籍、雑誌出版とコリンズの関係を論じた四章の草稿が完成した。本四章は2007年、あるいは、2008年パルグレヴ・マクミラン社から刊行予定の単行本に収められる予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] The Collected Letters of Wilkie Collins : Addenda and Corrigenda (1)2005

    • 著者名/発表者名
      William Baker, Andrew Gasson, Graham Law, Paul Lewis
    • 雑誌名

      Wilkie Collins Society Journal NS8:1

      ページ: 48-55

  • [図書] The Public Face of Wilkie Collins : The Collected Letters (4 vols)2005

    • 著者名/発表者名
      William Baker, Andrew Gasson, Graham Law, Paul Lewis, eds
    • 総ページ数
      1800
    • 出版者
      Pickering & Chatto
  • [図書] Printing Places : Locations of Book Production and Distribution since 15002005

    • 著者名/発表者名
      John Hinks, Catherine Armstrong, eds
    • 総ページ数
      208
    • 出版者
      British Library/Oak Knoll Press
  • [図書] "The Widows", by Wilkie Collins : Unpublished sketches for two plays concerning marriage laws2005

    • 著者名/発表者名
      Andrew Gasson, Graham Law, eds
    • 総ページ数
      20
    • 出版者
      The Wilkie Collins Society

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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