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2005 年度 実績報告書

ディアスポラ・アイデンティティの構築と文学-文学が形成した文化ナショナリズム-

研究課題

研究課題/領域番号 17520218
研究機関東北大学

研究代表者

鈴木 道男  東北大学, 大学院・国際文化研究科, 助教授 (20187769)

研究分担者 山下 博司  東北大学, 大学院・国際文化研究科, 教授 (20230427)
藤田 恭子  東北大学, 大学院国際文化研究科, 助教授 (80241561)
佐藤 雪野  東北大学, 大学院国際文化研究科, 助教授 (40226014)
キーワードディアスポラ / アイデンティティ / ナショナリズム / ズィーベンビュルゲン / ブコヴィナ / インド / チェコ / ロマ
研究概要

以下のように研究分担テーマごとに個別の研究および調査を遂行し、研究実施の統括と議のとりまとめを行った,
(1)研究代表者:鈴木道男はバイエルン州立東方ドイツ人会館のアッカー博士の協力を得て,関連の史料や文学作品,定期刊行物等の調査を行った。同会館図書館およびハイデルベルク市にある同郷人会図書館においても調査を行った。また,同郷人会の識者に対する面接調査を行った。また戦間期ズィーベンビュルゲン文学の作家,サークル及びその活動を新聞,雑誌等を中心に検証した。
(2)研究分担者:山下博司は
(1)シンガポールとクアラルンプルのタミル系コミュニティーに赴き,各世代にわたる住民へのインタビュー調査および文学をめぐる現地調査(書肆や図書館の実態調査,読書傾向の調査,出版事情の調査など)を実施した。
(2)シンガポールとマレーシアの移民史を調べ,文学活動の歴史的経緯を跡づけた。調査場所は,シンガポールの国立図書館,クアラルンプルの国立図書館,シンガポール国立大学,マラヤ大学など。シンガポールのインド人街(セラングーン通り)の書肆のインタビューと実態調査等を行った。
(3)研究分担者:藤田恭子は第二次世界大戦以後のブコヴィナ同郷人会の活動を調査し,その政治的意味を明らかにするため、最も広範に活動し,また政治的影響力を持っている組織としてドイツのアウクスブルク市にある「ブコヴィナ・ドイツ人同郷人会」また,同郷人会と密接な関係にある東南ドイツ文化工房(在ミュンヘン)にて,ルーマニアで刊行されたブコヴィナ文学関連の文献を調査した。
(4)研究分担者:佐藤雪野はスロヴァキアのマルチンにあるチェコ文化資料センターにおいて,スロヴァキアのチェコ人の現状について資料収集し,学芸員のインタビューを実施する。可能であれば,スロヴァキア国籍を取得し,スロヴァキアに住むチェコ系市民のインタビューを行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] マイノリティとしてのチェコのロマ-多数はとの関係の歴史と現在2006

    • 著者名/発表者名
      佐藤雪野
    • 雑誌名

      東欧の20世紀(高橋秀寿ら編)(人文書院) (印刷中)

  • [雑誌論文] ブコヴィナのユダヤ系ドイツ語文学-<第二のディアスポラ>を支えるハプスブルクの遺産2006

    • 著者名/発表者名
      藤田恭子
    • 雑誌名

      中央ヨーロッパの可能性(大津留厚編)

      ページ: 135-172

  • [雑誌論文] シンガポール華人社会における九皇爺崇拝-后港斗母宮における斎〓(菜食の祭り)の事例-2006

    • 著者名/発表者名
      山下博司
    • 雑誌名

      東方 21(印刷中)

  • [雑誌論文] 国際ツーリズムとタイ仏教2005

    • 著者名/発表者名
      山下博司
    • 雑誌名

      在家仏教 11

      ページ: 1-3

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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