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2006 年度 実績報告書

小説の映像化による物語構造の変容と時代との関係を軸としたメディア表現に関する考察

研究課題

研究課題/領域番号 17520238
研究機関二松学舎大学

研究代表者

江藤 茂博  二松学舎大学, 文学部, 教授 (80213552)

キーワード原作 / 映像化
研究概要

平成18年度本研究の概要は三つに分けられる。ひとつは、小説の映像化の問題を原作者および映像の製作者から直接に取材をすることができたことによる研究の進展である。筒井康隆氏へのインタビューと氏の小説「時をかける少女」を原作としたアニメーション作品の監督細田守氏との面談などである。ふたつは、「時をかける少女」の映像化を再度まとめて論考化(文庫の解説として発表)したことと、次年度の研究用に横溝正史のミステリーとその映像化についての調査である。資料は、所属研究機関によって横溝正史原作映画・テレビドラマのシナリオ購入が許可され、それを用いた研究のために映像資料等の検証を行っている。三つめは、原作小説・マンガ等のある映像作品のデータベース制作とアジア各地での日本の映像の受容調査であり、いずれも前年度より引き続き行っている作業である。前者は蓄積されたデータベースとしていずれ公開したいと考えている。また、後者はマイクロソフト社による助成研究の報告書としてもまとめている。さらに、平成19年の夏ごろには出版の予定である。以上、研究の三つに分けられる概要に加えて、本年度はさらに宝塚歌劇における原作と舞台劇との関係についても考察を向けることにした。このことについては、平成19年の夏までには編著として宝塚歌劇に関する書物が出版されて、公になる予定である。映像化の典型的な事例の啓蒙的な概括、原作者と映像製作者の意識、次年度への準備、データ整備などの三つの概要とさらにもう一つの舞台劇研究の面を加えて、「小説の映像化による物語構造の変容と時代との関係」の考察を展開させた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 時をかける少女の文彩2006

    • 著者名/発表者名
      江藤茂博
    • 雑誌名

      筒井康隆「時をかける少女」解説 (角川文庫)

      ページ: 8

  • [雑誌論文] 筒井康隆インタビュー2006

    • 著者名/発表者名
      江藤茂博
    • 雑誌名

      本の旅人 (角川文庫) 7号

      ページ: 4

  • [雑誌論文] 「ねつきみ」論2006

    • 著者名/発表者名
      江藤茂博
    • 雑誌名

      現代女性作家読本(7)

      ページ: 4

  • [雑誌論文] 日本の映画・テレビドラマの東アジア地域への伝播・展開とそれを支える違法コピーの現状2006

    • 著者名/発表者名
      江藤茂博
    • 雑誌名

      公益信託マイクロソフト知的財産研究助成基金助成研究報告書 第二巻

      ページ: 5

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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