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2005 年度 実績報告書

認知言語学的観点を生かした日本語教授法・教材開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 17520253
研究種目

基盤研究(C)

研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

森山 新  お茶の水女子大学, 国際教育センター, 助教授 (10343170)

研究分担者 黒滝 真理子  日本大学, 法学部, 講師 (20366529)
遠山 知佳  神田外語大学, 留学生別科, 講師 (40383400)
キーワード認知言語学 / 日本語 / 教授法 / 教材開発
研究概要

(1)英語におけるSLA・教材研究の文献調査(レビュー)
日本語教育の分野においては、認知言語学的な観点からの第二言語教材開発や教授法の研究はもちろん、第二言語習得研究すらも十分であるとは言えない。従ってまずは英語教育において、どのような第二言語習得研究や教材開発研究が行われているのか、先行研究を収集して明らかにし、応用可能性を検討した。
(2)英語教育における教材分析
英語教育においては認知言語学的な観点が生かされた辞書や教科書がいくつかできている(例:アルク「文法マラソン」、ベネッセ「E-Gate English-Japanese Dictionary」など)ので、これを収集し、認知言語学的な観点がどこにどのような形で生かされているのかを分析し、その効果や問題点などについて考察した。
(3)認知言語学的観点からの日本語・日本語教育研究の文献調査(レビュー)
日本語教育の分野においては、まずは認知言語学的な観点からの日本語・日本語教育研究にはどのような先行研究があるのかを収集するところから始めた。また認知言語学のパラダイムを日本語やその習得・教育研究に応用する際の問題点を探った。
(4)日本語教育における教材分析
現在用いられている日本語教材(教科書・辞書)を認知言語学的観点から分析し、その問題点やどのように改善すべきかについて、検討を加えていった。
以上の内容を研究するため、6月、8月、10月、11月、3月の5回の研究会を実施した。また研究発表や論文、書籍などを通じて公開した(裏面参照)。1年次の成果は来年度1年次報告書としてまとめる予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (5件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 日本語学習者と日本語母語話者の持つ「で」のカテゴリー構造比較2006

    • 著者名/発表者名
      水口理香, 森山新
    • 雑誌名

      日本学報(韓国) 66

      ページ: 43-54

  • [雑誌論文] 認知言語学からの日本語教育への提言2006

    • 著者名/発表者名
      森山新
    • 雑誌名

      同日語文学研究(韓国) 21(近日刊)

  • [雑誌論文] 視点についての認知言語学的考察2006

    • 著者名/発表者名
      森山新
    • 雑誌名

      日本語教育研究(韓国) 5

      ページ: 5-14

  • [雑誌論文] JSL(第二言語としての日本語)における格助詞デの習得過程に関する認知言語学的考察2006

    • 著者名/発表者名
      森山新
    • 雑誌名

      日本認知言語学会第6回大会CONFERENCE HANDBOOK

      ページ: 183-186

  • [雑誌論文] 格助詞ニの意味構造についての認知言語学的考察2005

    • 著者名/発表者名
      森山新
    • 雑誌名

      日本認知言語学会論文集 5

      ページ: 1-11

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] 認知言語学論考52006

    • 著者名/発表者名
      山梨正明(編)
    • 出版者
      ひつじ書房(近日刊)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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