研究課題/領域番号 |
17520257
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
北野 浩章 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (20291263)
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研究分担者 |
角田 太作 東京大学, 大学院人文社会系研究科, 教授 (60126878)
堀江 薫 東北大学, 高等教育開発推進センター, 教授 (70181526)
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キーワード | 言語学 / フィールド言語学 / 文法記述 / 言語変容 / 言語類型論 / カパンパンガン語 / オーストラリア原住民語 / アジュクル語 |
研究概要 |
北野(研究代表者)は、2006年8月、2007年2月にフィールド調査を行った。聞き取り調査に加え、自然会話の録音と文字化作業も行った。さらに、調査地のアンヘレスにおけるカパンパンガン語とタガログ語の使い分けの状況についても調査を行った。また、2006年5月および7月にカパンパンガン語、フィリピンの言語事情についての研究発表を行った。さらに2007年2月には現地の高校にて講演する機会を得て、研究成果の一部を披露することができた。 角田(研究分担者)は2006年8月に豪州西北部のホールスクリークへ行った。現地のKimberley Language Resource Centreの依頼を受けて、ワンジラ語の語彙と文法を調査した。その後、東北部のタウンズビル市に行き、ワロゴ語復活運動への協力を継続した。特に、ワロゴ語については、言語の死滅において、および、言語の復活において見られる言語現象を調査した。 堀江(研究分担者)は、(i)アジュクル語の従属節に関する類型論的記述研究、(ii)韓国語、マラーティー語などアジア言語のValency、文法化、言語接触に関する類型論的研究、(iii)類型論と認知言語学の融合領域「認知類型論」に関する研究を行った。それぞれのテーマに関して母語話者からの聞き取り調査、パラレルコーパス調査などの手法でデータを収集し、国際、国内学会発表、論文発表を行った。
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