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2007 年度 実績報告書

同時通訳における概念化過程の検証

研究課題

研究課題/領域番号 17520272
研究機関神戸市外国語大学

研究代表者

船山 仲他  神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (10199416)

研究分担者 玉井 健  神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (20259641)
宮畑 一憲  大阪府立大学, 人間社会学部, 准教授 (20229876)
西村 友美  京都橘大学, 文学部, 教授 (90237735)
キーワード同時通訳 / 発話理解 / 概念的複合体
研究概要

発話理解のオンライン表示装置としての概念的複合体(conceptual complex)と呼ばれる記述モデルの基本的性質をまとめた。概念的複合体は、発話理解のモデルとして有効であると共に、同時通訳モデルのベースとしても機能することを確認した。すなわち、この概念的複合体モデルは、同時通訳のプロセスにおいて通訳者がオンラインで構築する概念化の過程を表示する方法となる。概念化を構成する要素、および要素のグループは原発話の進行に伴って変化し続けると考えられるが、それを概念的複合体の変容として表すことができる。この概念的なレベルは表層の言語表現レベルとは別のレベルとして想定されていることから、同時通訳における訳出の個人間および状況依存の多様性を表すために活用することもできる。
文字化の作業としては、NHKBS1で二カ国語放送された英日同時通訳の素材11本(資料時間総計125'42")を資料として研究成果報告書に採録した。うち2本については、1秒刻みで原発話、訳出の対応を示すエクセル版も作成した。資料のステレオ音声についてはDVDに映像と共に保存し、音声的側面についてもチェックできる。(ただし、著作権の観点から後者の二次使用については制限をかけている)

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 英語ニュース理解における背景知識の役割2007

    • 著者名/発表者名
      船山 仲, 他
    • 雑誌名

      時事英語学研究 第46号

      ページ: 17-30

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 英日同時通訳におけるthinkをめぐる訳出についての一考察2007

    • 著者名/発表者名
      西村 友美
    • 雑誌名

      京都橘女子大学研究紀要 第33号

      ページ: 15-31

  • [学会発表] 通訳記録の分析から通訳研究へ2007

    • 著者名/発表者名
      船山 仲他
    • 学会等名
      日本通訳学会第8回年次大会
    • 発表場所
      大阪大学中之島センター
    • 年月日
      2007-09-24
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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