2006年度に交付された科研費により行った研究は以下の通りである。2005年度に行った北海道と北東北の大学の学生を対象とする方言の態に関するアンケート調査のデータの整理を行った。また、アンケート用紙に修正を加え、2005年度のデータを補うためのアンケート調査も行った。2006年度に行ったアンケート調査を加えた調査結果はまだ公表にはいたっていないが、2007年度中には公にしたい。 日本語方言を通言語的文脈の中で分析するための研究に関しては、昨年度に引き続き、世界のさまざまな言語の格フレームに関するデータを収集し、その一部を電子化した。 上記の研究成果の一部を佐々木(2006)で公にした。 また、日本語方言と外国語の対照研究を可能にするためのテキストデータベースの作成に着手した。
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