研究概要 |
1 観智院本『類聚名義抄』の掲出字の残り半分について1字ごとに切り出して画像データベースを作成した。切り出した画像と原典との照合を行い、誤りを修正した。 2 観智院本『類聚名義抄』の掲出字の残り半分について、すべての所在情報をテキストデータとして入力した。所在情報の入力は、風間書房版と天理善本叢書版とについて行った。諸橋『大漢和辞典』検字番号・UCS番号等の情報は、全掲出字約4万2千字のうち、約1万4千字について入力を行った。 3 『〓隷万象名義』と観智院本『類聚名義抄』とを対照して,その漢字字体規範の相違・配列順序の共通点と相違点を調査した。 4 韓国の李丞宰教授(ソウル大学)、台湾の張寳三教授(台湾大学)等と研究打合せを行い、あわせて関連資料の調査を行った。 5 研究成果の中文版を文学論を浙江大学漢語史研究中心編の『漢語史学報』第六輯に掲載した。
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