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2006 年度 実績報告書

台湾総督府学務部及び警務関係者編纂初期日本語資料の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17520297
研究機関愛知教育大学

研究代表者

中田 敏夫  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (60145646)

研究分担者 木川 行央  神田外語大学, 大学院言語科学研究科, 教授 (50327186)
キーワード日本語資料 / 明治時代 / 辞書 / 台湾総督府 / 学務 / 警務 / 軍隊
研究概要

今年度の研究実施計画は次の3点を挙げていた。それに即して、研究実績の概要を述べる。
(1)テキストの収集の完成
国内は岩手県奥州市後藤新平記念館・斎藤実記念館、福島市福島県立図書館・福島県歴史資料館、防衛省防衛研究所図書館を、台湾は国立中央図書館台湾分館(新店市)にて集中的に資料を収集した。これら調査では課題にかかる文献資料を複写あるいはデジタルカメラで収集すると同時に、一部マイクロフィルムで収集している。本年度のこのテキスト収集により、課題に関する当時編纂されたであろう得られる資料はほぼ収集できたと考えている。また、六角常広氏編纂「中国語教本類集成」等を書籍購入の形で収集することができ補完できたと考えている。
(2)収集資料のデータベース化
補助員の協力などを得ながら、収集済み資料のデータベース化を継続的に行った。また、収集済みのデジタルカメラ資料のプリントアウトの作業も行った。ただし、全資料は膨大な量となっているので、未だ全体をデータベース化できていず、課題として残っている。
(3)文脈付きの用語索引の作成
データベース化した収集済みの資料及び購入した出版物資料を、さらに用語索引を作成していく仕事を課題に挙げたが、一部、『淡水新政記』が完成したところで、来年度に向けて鋭意用語索引化に向けて努力を続けなければ行けないと反省している。(2)と関連しているので、テキストのデータ入力を完備していくことで、自動的に対応できる部分もあると考えている。
成果物としては、初期日本語資料の性格を考える上で比較参考資料として重要となる、台湾総督府編纂教科書関係の論考を著した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 植民地「国語」(日本語)教科書は何を語るか-台湾総督府編纂国語教科書からみた「内地化」の限界2007

    • 著者名/発表者名
      中田敏夫
    • 雑誌名

      日本植民地教育史研究会・植民地教育年報(晧星社) 第9号

      ページ: 6-22

  • [雑誌論文] 『台湾教科用書国民読本』の語彙の特色2007

    • 著者名/発表者名
      中田敏夫
    • 雑誌名

      国語国文学報(愛知教育大学国語国文学研究室) 65集

      ページ: 1-12

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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