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2006 年度 実績報告書

河口域英語(Estuary English)の英語学・社会言語学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17520331
研究機関京都府立大学

研究代表者

菅山 謙正  京都府立大学, 文学部, 教授 (50162855)

キーワードEstuary English / 河口域英語 / 英語の変種 / 社会言語学 / 英国標準英語 / Varieties of English / Sociolinguistics / 国際情報交換
研究概要

本研究の目的は、英語の変種のひとつであるイギリス英語の現在の姿を英語学・社会言語学あるいはコーパス言語学の視座から考察することにより、イギリス英語の現在の有り様の特徴を明らかにすることである。とくに英国のイングランド地方で最近、イギリス標準英語(Received Pronunciation)に取って代わるべく浸透してきた河口域英語(Estuary English、以下EEと略す)に焦点を当て、イギリス英語を明らかにする。つまり、現在の英国における英語のありのままの姿をその社会構造の変化との関係で明らかにする。今年度予定していた研究計画に従い、これをほぼ予定通り遂行し、以下のような実績を上げた。
1.EEの実態調査のため平成18年9月5日より9月20日まで英国へ出張。英国内で方言調査を実施。同時にLondon大学University College Londonにて、海外共同研究者のJenkins, Rosta, Gisborneの各氏と共同でworkshopを開催した。
2.研究成果の一部を、当初予定の口頭発表ではなく、研究代表者の共著書『新英語学概論』(平成19年1月刊行)の中の第1部2章4節および第2部4章で公表した。
3.研究の成果の一部、とくにEEの現在の姿についての論考を小西友七編『現代英語語法辞典』 (平成18年4月刊行)の中で発表した。
4.EEの拡散を説明しうる社会言語学理論、英語の変種、社会言語学についての公刊・未公刊の基本的文献を国内・英国で精力的に収集した。
5.改訂されたイギリス英語のCD-ROM版の電子コーパス(ICE-GB Release 2)を購入し、EEの語彙的・文法的特徴を分析した。
6.On-lineコーパス(BNC, Wordbanks)を使って、語彙、文法的観点からEEの分析を行なった。
7.研究成果報告書の草稿の執筆を開始した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 現代イギリス英語事情2007

    • 著者名/発表者名
      菅山謙正
    • 雑誌名

      『新英語学概論』第1部2章4節 (八木克正編)(英宝社)

      ページ: 32-39

  • [雑誌論文] 認知と言語2007

    • 著者名/発表者名
      菅山謙正
    • 雑誌名

      『新英語学概論』第2部4章 (八木克正編)(英宝社)

      ページ: 98-107

  • [雑誌論文] A lexical Semantics Approach to Designing a More User-Friendly EFL Dictionary2006

    • 著者名/発表者名
      Kensei Sugayama
    • 雑誌名

      『京都府立大学学術報告』人文・社会 58

      ページ: 33-46

  • [図書] 現代英語語法辞典2006

    • 著者名/発表者名
      小西友七
    • 総ページ数
      1327
    • 出版者
      三省堂

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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