研究概要 |
日本国内での英語教育の基本となる学習英文法の種々の問題点の指摘と改良点、新しい知見の公表のために次のような活動を続けてきた。 講演・研究報告は以下の通り。 1.平成17年6月25日「英語が使える日本人育成と英語学習文法事情」言語コミュニケーションセミナー(関西学院大学言語コミュニケーション文化研究科主催.関西学院大学大阪梅田キャンパス) 2.平成17年8月2日「ユースプログレッシブ英和辞典」英語語法文法学会第1回英語語法セミナー(大阪市立大学文化交流センター) 3.平成17年11月13日「英語理解と発信の道具としての辞書と英文法再考」(シンポジウム「英文解釈を支える英語学的知見」)日本英語学会第23会大会(九州大学) 4.平成17年12月3日「「前置詞+that節」の種々相-provided that, beyond that, talk about thatをめぐって-」関西英語語法文法研究会第12回例会(関西学院大学) 5.平成18年3月21"Phonetic transcriptions in English-Japanese dictionaries : a historical overview and some questions to be solved." The fourth Seoul English Phonetics Seminar 2006. (Seoul National University) 連載記事は次の通り。小学館のホームページ「ランゲージ・ワールド」で「語法の鉄人」を月2回の連載を継続し、種々の英和辞典や英文法書の問題点をとりあげて論じた。また、雑誌『英語教育』誌上で、「クエスチョンボックス」欄のレギュラー回答者として、高校教員、大学生、大学院生、一般の研究者からの種々の問いに答えてきた。 このような種々の研究活動はすべて、最終目標の総合的な英文典をつくりあげるための基礎研究の意味をもち、英文典執筆も着実に前進中である。また今年度は、平成18年4月出版予定の『現代英語語法辞典』(三省堂)の編集に力を注ぎ、平成18年度内出版予定の『新版英語学概論』(英宝社)の編集責任者として、企画をしてきた。
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