研究課題/領域番号 |
17520344
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
竹田 ゆう子 (笠原 ゆう子) 電気通信大学, 国際交流推進センター, 助教授 (40282925)
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研究分担者 |
志賀 幹郎 電気通信大学, 国際交流推進センター, 助教授 (70272747)
奥山 直樹 電気通信大学, 電気通信学部, 講師 (50017406)
中井 日佐司 電気通信大学, 電気通信学部, 講師 (70237204)
渡邉 成良 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (90008532)
鈴木 雅久 電気通信大学, 国際交流推進センター, 助教授 (10313404)
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キーワード | 日本語教育 / 数学 / 中国語 / 韓国語 / 第2言語教育 |
研究概要 |
本年度の研究概要は以下の通りである。 1)数学に特有で、定型的に見られる表現の調査 「数学III」の「微分」「微分方の応用」の日本語部分の基礎データベースの作成を進めた。 2)中国語との対照分析 昨年度に引き続き、「数学II」の「微分」の中国語対訳の分析・検討を行い、論文投稿準備を行っている。 3)学習者の検索行動の分析 平成17年6月に中国ハルビン工程大学において、数学の解答行動の分析調査を行った。そのための準備作業は以下の通りである。 ・日本語のレベルチェックのための問題を検討し、日本語能力試験2.3級に対応するレベルの問題を作成した。 ・数学問題読解における学習者の問題点の調査に用いるテキストを検討し、選択を行った。 ・解答行動を分析するための数学の記述問題を作成した。 ハルビン工程大学において196名を対象に調査を実施し、以下の分析作業を行った。 (1)日本語レベルと数学レベルとの対照 (2)学習者にとって理解の困難な表現の分析 (3)解答の記述に使われた表現の日本語レベルによる比較分析 上記、(3)の結果について日本語教育方法研究会において発表を行った。(2)について、論文投稿を検討中である。(1)については、調査上の不足点が発見されたため、平成18年3月に再度ハルビン工程大学において調査を行った。そのために、17年6月に使用した日本語問題、数学問題を再度検討し、新たに問題を作成しなおした。18年3月の調査では164名分のデータを収集した。これら2回の調査について、平成19年度に再度分析を行い、成果発表を行いたい。また、これまでの結果を踏まえ、当初考えていた教材の設計を再度検討したうえで、改めて教材作成を行う。
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