本研究は、日本語学習者に読ませたい内容や教えたい日本語表現の実際の使用例をWWW情報から検索し、さらに、各学習者に相応しい漢字および語彙の難易度と内容に絞り込むシステムを開発することを目的とするものである。 平成17年度は、以下3点の研究計画を行った。 1.与えられたキーワードを含むWWW情報を検索し、以下の3つの情報をもとに、絞り込みをするツールの開発 (1)漢字の難易度:WWW文書中に使用されている漢字のほとんどが、利用者(学習者)の日本語能力試験の級に適合したものとなっているものに絞り込む。 (2)語彙の難易度:同じく、文書中に使用されている語彙の難易度についても、日本語能力試験の級にあわせて、絞り込む (3)内容:文書内容に対し、経済、歴史、教育、工学、医学、スポーツなどの分野を指定しておく。 2.日本語教師による、本ツールの実証実験 3.ユーザ・インタフェイスの向上
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