1.横浜市立いちょう小学校の金子正人教諭特別講義 いちょう小学校といちょう団地のとりくみについて話題提供。豊田市保見団地(代表者フィールド)といちょう団地(分担者フィールド)の共通性をみいだすことができ、課題解決の方策を共有。 2.いちょう小学校訪問 授業に参加。教員・ボランティア・分担者と意見交換。 3.ブラジル人指導員等、外国人児童生徒の指導関係者の会議開催 豊田市教育委員会主催「ことばの教室」(来日直後の児童生徒の初期指導)の担当者が話題提供、ブラジル人指導について意見交換。分担者がいちょう小学校のとりくみ、および研究者として学校とどうかかわるかについて報告。 4.豊田市立西保見小学校教頭先生による講義 愛知県立大学日本語教育実習生が1年間西保見小学校の教育サポータとしてボランティア活動をおこなった。それについての総括。および、ブラジル人児童の教育上の問題点。 以上、4つが主たる活動成果である。保見団地と団地の共通点は、日本人の高齢化世帯がふえ、わかい日本人世帯の流出、および営業不振から双方の団地内スーパーマーケットが閉店においこまれ、活気がうしなわれていっているということであった。地域と小学校の連携のポイントは、地元自治会の役員のボランティア活動に当事者としてかかわること、ブラジル人保護者をPTA活動にまきこむことであるとわかった。また、大学が学校と連携するためには、学生および教員が授業そのものを参観したり、手だすけするだけでなく、学校行事、PTA行事に参加し、マンパワーとして手つだいをしながら、実態をくわしく観察することが重要なポイントだとわかった。また、調査活動に関しては、研究者が調査したいことを調査するのではなく、現場の教員が本当にしりたいことを調査することに協力・助言することが有効であるということを実際に体験することができた。
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