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2005 年度 実績報告書

学校・大学・地域の連携・協働による外国人児童の学習環境づくりに関する実践的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17520350
研究種目

基盤研究(C)

研究機関愛知県立大学

研究代表者

土屋 千尋  愛知県立大学, 外国語学部, 教授 (00242389)

研究分担者 齋藤 ひろみ  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (50334462)
キーワード外国人児童 / 外国人集住団地 / 学生ボランティア / 学習支援 / 地域連携
研究概要

1.横浜市立いちょう小学校の金子正人教諭特別講義
いちょう小学校といちょう団地のとりくみについて話題提供。豊田市保見団地(代表者フィールド)といちょう団地(分担者フィールド)の共通性をみいだすことができ、課題解決の方策を共有。
2.いちょう小学校訪問
授業に参加。教員・ボランティア・分担者と意見交換。
3.ブラジル人指導員等、外国人児童生徒の指導関係者の会議開催
豊田市教育委員会主催「ことばの教室」(来日直後の児童生徒の初期指導)の担当者が話題提供、ブラジル人指導について意見交換。分担者がいちょう小学校のとりくみ、および研究者として学校とどうかかわるかについて報告。
4.豊田市立西保見小学校教頭先生による講義
愛知県立大学日本語教育実習生が1年間西保見小学校の教育サポータとしてボランティア活動をおこなった。それについての総括。および、ブラジル人児童の教育上の問題点。
以上、4つが主たる活動成果である。保見団地と団地の共通点は、日本人の高齢化世帯がふえ、わかい日本人世帯の流出、および営業不振から双方の団地内スーパーマーケットが閉店においこまれ、活気がうしなわれていっているということであった。地域と小学校の連携のポイントは、地元自治会の役員のボランティア活動に当事者としてかかわること、ブラジル人保護者をPTA活動にまきこむことであるとわかった。また、大学が学校と連携するためには、学生および教員が授業そのものを参観したり、手だすけするだけでなく、学校行事、PTA行事に参加し、マンパワーとして手つだいをしながら、実態をくわしく観察することが重要なポイントだとわかった。また、調査活動に関しては、研究者が調査したいことを調査するのではなく、現場の教員が本当にしりたいことを調査することに協力・助言することが有効であるということを実際に体験することができた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 地域と大学をむすぶ日本語教育実習-外国人集住地域での実践から-2006

    • 著者名/発表者名
      土屋千尋
    • 雑誌名

      生涯発達研究施設報告 2005年度

      ページ: 56-59

  • [雑誌論文] 子どもたちへの日本語教育の現状と課題-国内の学校教育現場における「異文化背景をもつ子どもたち」の現在-2006

    • 著者名/発表者名
      齋藤ひろみ
    • 雑誌名

      学芸国語国文学 38

      ページ: 1-16

  • [雑誌論文] 異領域との対話 JSLの子どもたちとともに2006

    • 著者名/発表者名
      川上郁雄, 池上摩希子, 石井恵理子, 齋藤ひろみ, 野山広
    • 雑誌名

      月刊日本語 19.4

      ページ: 65-67

  • [雑誌論文] 外国人集住地域における教育支援ネットワーク形成-親子参加型日本語教室(文化庁委嘱事業)の3年間の成果-2006

    • 著者名/発表者名
      松本一子, 米勢治子, 土屋千尋
    • 雑誌名

      異文化間教育学会第27会大会発表抄録 27(予定)

  • [雑誌論文] 外国人集住地域における日本語教室活動-相互理解と課題発見のための日本語コミュニケーション-2005

    • 著者名/発表者名
      土屋千尋
    • 雑誌名

      日本語教育 126

      ページ: 25-34

  • [雑誌論文] 「子どもたちのことばを育む」授業作り-教師と研究者による実践研究の取り組み-2005

    • 著者名/発表者名
      齋藤ひろみ
    • 雑誌名

      日本語教育 126

      ページ: 35-44

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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