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2005 年度 実績報告書

中・高・大における学習ストラテジーを取り入れた授業実践とその効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17520373
研究機関岐阜大学

研究代表者

大和 隆介  岐阜大学, 教育学部, 助教授 (60298370)

キーワード学習ストラテジー / 英語教授法 / 自律的学習 / メタ認知
研究概要

本研究の目的は、中学・高校・大学において、学習ストラテジー指導を英語の授業に体系的に取り入れた授業が、コミュニケーション能力の育成と学習意欲の向上に関して、どのような効果をもたらすかを比較・検証することであり、この目標を達成するために、「ストラテジー意識化タスク(Strategy Consciousness-Raising Task)」および共通の教材を利用した学習ストラテジー指導を、中学・高校・大学の英語の授業において実践し、その効果を多角的に分析し評価を試みてきた。
以下、当初の目的に関する本年度の実績を報告する。
(1)教材の整備:学習ストラテジーを実際に指導する際に活用する、ストラテジー・リスト、ストラテジー・ワークシート、ストラテジー・ダイアリーのプロトタイプを作成した。
(2)教材の改良:上記の教材を各校種において、学習ストラテジー指導の実践に取り入れ適宜、必要な修正と改良を行った。
(3)指導理念と学習活動の整備:上記の学習ストラテジーの実際の指導に際して、Chamot et al.(1999),JACET学習ストラテジー研究会(2005)を参考に、中・高・大での授業実践の成果を照らし合わせ、共通の指導理念の精微化を試みた。
(4)研究成果:上記の研究の成果を、岐阜大学教育学部研究報告に2本の論文として報告した。またこの研究に関連した成果の一部を第35回中部地区英語教育学会山梨大会での問題別討論会において、(1)学習者の英語学習への関わり方の調査、(2)「自律的学習能力(メタ認知的学習能力)」と「やる気」の伸張を目指した授業実践の紹介、という2点に焦点を当てながら報告した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] ACTFLモデルに基づいた授業実践とその効果に関する研究2005

    • 著者名/発表者名
      大和隆介, 山下敦子, 岸貴彦
    • 雑誌名

      岐阜大学教育学部研究報告(教育実践研究) 第7巻

      ページ: 199-214

  • [雑誌論文] コミュニケーション活動と文法指導が融合したメタ認知的活動を伴う授業の実践とその効果に関する研究2005

    • 著者名/発表者名
      大和隆介, 伊藤崇
    • 雑誌名

      岐阜大学教育学部研究報告(教育実践研究) 第7巻

      ページ: 181-198

  • [雑誌論文] ストラテジーは使いながら身につけさせよう2005

    • 著者名/発表者名
      大和隆介
    • 雑誌名

      英語教育 第53巻7号

      ページ: 12-14

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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