研究課題/領域番号 |
17520376
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
吉田 晴世 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (40210710)
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研究分担者 |
小寺 茂明 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (50127487)
寺田 寛 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (90263805)
本田 勝久 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (60362745)
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キーワード | 小学校 / 英語活動 / カリキュラム / コミュニケーション |
研究概要 |
小学校英語教育のための、特性を生かした教員養成のためのカリキュラムの開発を目指し、合わせて、小学校英語教育のための、教授法、教材研究などの検討も行なうことを目的として、研究を進めてきた。平成19年度は、最終年度にあたり、まとめの年度であるので、以下の8項目を実施した。 1) 過去2年間の実績をもとに、目指す特徴ある教員養成のための統合的カリキュラムの構築を行った。 2) 小学校英語学習の基本(必要性、目的、特徴、学習内容)について、文部科学省が提示するものと実際に行われている公立小学校での相違を実地調査し、まとめ、カリキュラム中の指導案に組み込んだ。 3) 小学校英語教師に求められる英語力については、国内の小学校・中学校教員へのアンケート調査を通じて得られた情報を十分に吟味した上で、総括的な評価・判断を行ないまとめ、カリキュラムの中に英語運用能力を高める科目の開設を検討した。 4) カリキュラム内の基本的位置づけにあたる「教材」については、印刷教材、音声教材、映像教材、パソコン教材、教具、各種の資料を入手し、模擬実地訓練することで有用性について検討し、教員研修において紹介した。 5) 指導法については、第二言語習得理論にもとづき学年に応じた指導法を、教員研修において紹介した。 6) 英語教育活動を実践している小学校を訪問し、授業内容をビデオ録画し、授業分析を行い、カリキュラムの中に組み込んだ。 7) 英語教育活動を実践している小学校のアフタースクールクラブでのボランティア活動を通じて,中高学年の英語のフォニックス・文字指導の有用性を検証し、カリキュラムの中に組み込んだ。 8) 小学生のための音声学習を中心としたeラーニング教材を導入し、附属小学校にて試用し、中長期的な使用の検討を行った。
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