• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

言語文化教育素材としてのテクスト種ウィット-その潜在的可能性に関する基盤的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17520379
研究種目

基盤研究(C)

研究機関広島大学

研究代表者

植田 康成  広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (60009735)

キーワード言語文化教育 / ウィット / ランデスクンデ / カリカチュア
研究概要

研究初年度においては、主として英語のジョークおよびドイツ語のウィットに関する研究書を収集し、消化する一方で、ドイツ語のウィットを可能な限り収集することを目標として設定した。印刷されたウィット関連図書、インターネットというメディアを利用することによっても資料収集を行い、政治的カリカチュアについては、ドイツ語圏にいくつか存在している関連の博物館や資料室とも連絡を取って収集していくことを計画していた。
本研究課題については、補助金が追加交付(2005年10月)される形となったので、実際の研究開始が6ヶ月以上遅れることになり、本年度に計画していた資料収集が十分には行えなかった。とりわけ学年行事との関連で、ドイツ語圏での資料収集を行うには、そのための時間がとれなかった。これまでのウィット研究において提案されてきている様々な分析観点を整理し、そのような観点に従って、ウィットのテクストを分類し、外国語授業における教材という観点から、分析を加えていく作業はある程度進めることができた。さらに必要な分類項目を確定し、そのことによってテクスト種ウィットが有する言語文化教育素材としての多様な有用性をみいだしていく計画である。
中間報告的なものとして、「西日本言語学会」と「「かいろす」の会」でそれぞれ研究発表を行った。そして、その発表を基にして、2つの論考を『ニダバ』(西日本言語学会機関誌)と『かいろす』(「かいろす」の会刊行)誌上に公刊した。本研究が目的としている「異言語文化教育を見据えてのテクスト種ウィットが有する潜在的可能性」をさらに追求していくため、必要な資料収集と消化、そして具体的提案につながる考察を展開するという課題を確認した。
以上が、本年度における研究実績である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 異言語文化研究手がかりとしての対照語源学の試み2006

    • 著者名/発表者名
      植田康成
    • 雑誌名

      ニダバ(西日本言語学会学会誌) 第35号

      ページ: 1-10

  • [雑誌論文] 虹の彼方に見える言語文化論2005

    • 著者名/発表者名
      植田康成
    • 雑誌名

      かいろす(「かいろす」の会会誌) 第43号

      ページ: 30-57

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi