研究課題
2007年6月19日〜22日、パリで開かれた国際フランス語教授連合FIPFの年次シンポジウムと理事会にアジア太平洋地域を代表して参加した。同年12月25日〜31日、フランスの海外領土である南太平洋のニューカレドニアに調査旅行に出かけた。1853年にフランス領となり、フランスの流刑地が置かれたが、ニッケル鉱山の開発などで栄えた島である。「カナック」と呼ばれるメラネシア系の先住民が人口の多数を占めるが、フランス語が共通語で、30 ほどのローカル言語が残っている。フランスの海外県はカリブ海のマルチニックとグアドゥループ、インド洋のレユニオンを調査旅行したが、ニューカレドニアは奴隷制植民地ではなかったので、クレオール語は生れなかったものの、独特の混成文化を生んだ島として、アジア太平洋のフランス語を考える上で貴重なケースを提供している。同年12月25日〜31日、フランスの海外領土である南太平洋のニューカレドニアに調査旅行に出かけた。1853年にフランス領となり、フランスの流刑地が置かれたが、ニッケル鉱山の開発などで栄えた島である。「カナック」と呼ばれるメラネシア系の先住民が人口の多数を占めるが、フランス語が共通語で、30 ほどのローカル言語が残っている。フランスの海外県はカリブ海のマルチニックとグアドゥループ、インド洋のレユニオンを調査旅行したが、ニューカレドニアは奴隷制植民地ではなかったので、クレオール語は生れなかったものの、独特の混成文化を生んだ島として、アジア太平洋のフランス語を考える上で貴重なケースを提供している。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)
『仏語仏文研究』 第40号
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