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2006 年度 実績報告書

国家戦略に資する専門英語能力向上のための語彙精選とe-ラーニング教材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17520401
研究機関日本大学

研究代表者

中條 清美  日本大学, 生産工学部, 助教授 (50339272)

研究分担者 西垣 知佳子  千葉大学, 教育学部, 助教授 (70265354)
キーワード英語教育 / 語彙選定 / 特徴語抽出 / ESP / コーパス / 統計指標 / 教育工学 / 習熟度レベル
研究概要

本研究の目的は,1)現代英語を代表する1億語のBritish National Corpus(BNC)を構成する14の専門分野全てのサブコーパスについて,申請者らが独自開発した統計指標を利用して,初級・中級・上級の3レベルの専門語彙を精選し,2)選定された各種専門語彙の妥当性を検証すること,3)専門14分野のうち,2分野の専門語彙のe-ラーニング語彙学習教材を作成することであった。平成18年度の実績は以下のとおりである。
研究目的1)と2)について
平成17年度には,BNCを構成する14分野全てのサブコーパスについて9種の統計指標を用いて,専門分野特徴語リスト(14分野×9種=126リスト)を作成し,それらの語彙レベルを検討して初・中・上級3レベルの専門語彙の精選を完了させた。本年度はこれらに関連した成果を,日本実用英語学会のPractical English Studies,言語処理学会第13回年次大会(3/21/2007)発表論文集に公刊した。中でも最大の成果は,本研究の基盤をなす専門語彙選定手法に関する論文が英語教育における国際的な専門誌であるSystem誌に採録されたことである。これにより開発した語彙選定の手法の有効性が世界的に認められた。
研究目的3について
ビジネス分野と学術分野の2分野の専門語彙e-ラーニング教材を開発した。これらに関連した成果として,2006 Asia TEFL International Conference, Fukuoka(8/18/2006)において,口語・文語のビジネス分野の語彙抽出手法とe-ラーニング教材開発に関する研究発表を行い,日本大学生産工学部研究報告Bに公刊した。また,学術分野の話し言葉語彙の抽出研究に基づいて,e-ラーニング教材を開発した。作成したe-ラーニング教材は研究代表者のホームページより公開予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] 教育用語彙選定における特徴語抽出及びWordplotの利用2007

    • 著者名/発表者名
      中條清美
    • 雑誌名

      言語処理学会第13回年次大会発表論文集

      ページ: 474-477

  • [雑誌論文] Selecting Level-Specific Specialized Vocabulary Using Statistical Measures2006

    • 著者名/発表者名
      Kiyomi Chujo
    • 雑誌名

      SYSTEM 34・2

      ページ: 255-269

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Creating Spoken Academic Vocabulary Lists from the British National Corpus2006

    • 著者名/発表者名
      Kiyomi Chujo
    • 雑誌名

      Practical English Studies 12

      ページ: 19-34

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] Selecting Level-Specific Kyoto Tourism Vocabulary Using Statistical Measures2006

    • 著者名/発表者名
      Kiyomi Chujo
    • 雑誌名

      New Aspects of English Language Teaching and Learning, Taipei : Crane Publishing Company Ltd.

      ページ: 126-138

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] BNC口語3分野からのレベル別ESP語彙の抽出2006

    • 著者名/発表者名
      中條清美
    • 雑誌名

      日本大学生産工学部研究報告B 39

      ページ: 51-64

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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