研究課題
基盤研究(C)
本研究の成果は、(1)専門科目の内容を題材とした英語ビデオ教材開発、(2)ビデオ教材を通じて専門科目と英語授業を同時に教授する授業実践、(3)ビデオ教材サーバーの構築の3つである。(1)のビデオ教材は物理、数学、情報通信工学、電子工学、制御工学、情報工学の5分野のビデオ教材の試作を行った。1教材5分程度で、主に実験風景を録画し、その解説と、実験によって導かれる論理の説明を、ネイティブスピーカによる英語音声の吹き替えにより、英語音声指導教材に仕上げた。この教材により専門科目と英語の同時教授が可能となった。(2)に関しては、作成されたビデオ教材を英語授業の中で実践した。ビデオ教材の補助教材として、語彙指導や文法指導のワークシートを作成し、100分授業の中で一つのテーマに必要な英単語と文法項目を学習できるようにした。授業終了後には、教材および指導方法に関するアンケートを学生に対して実施したが、おおむね好評であった。(3)に関しては、(1)および(2)で作成された教材を配信する為のサーバーを構築した。ビデオ教材はファイル容量が大きいため、高画質でのインターネット配信は現在のところ不可能であるが、教室内イントラネット上であれば高画質でも配信することが可能になった。高画質配信が次年度以降の課題である。
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詫間電波工業高等専門学校研究紀要 33号
ページ: 13-18
ページ: 23-32
平成17年度高専教育講演論文集
ページ: 151-154
第31回 全国英語教育学会札幌研究大会予稿集
ページ: 82-83
