研究課題
本研究の成果は(1)専門科日の内容を題材とした英語ビデオ教材開発、(2)ビデオ教材を通じて専門科目と英語を同時に教授する授業実践、(3)ビデオサーバーによる、自主学習教材の配信である。(1)に関しては、(1)学習者が内容を興味深く視聴したか、(2)学習者が科目内容を日本語で理解できたか、(3)学習者が科目内容を英語で理解できたか、について留意しながら制作を行った。改良を重ねる作業が難航し、目標である30ユニットまでは制作完了しなかったが、一つの作品の完成度は高くなった。引き続き、19年度にすべてのユニットの制作を継続する。(2)および(3)に関しては、ビデオの内容を元に、(1)重要語彙学習問題、(2)内容理解問題、(3)文法項目指導、(4)重要英語表現指導を四つの柱とした教材を作成した。授業はパソコンを利用して行われ、すべての問題はWeb Based TrainingソフトウェアであるWebClass上にて配信された。WebClassはビデオサーバーとも連動しているので、教室のみならず、自宅でも教材をダウンロードすることが可能である。また、学習履歴を残すこともできるので、教員による自主学習の管理が容易となった。平成19年度ではさらにHTML表示による学習方法を確立する予定である。なお、本研究の成果は、平成18年度高等専門学校教育教員研究集会、第32回全国英語教育学会、および第30回全国高等専門学校英語教育学会において発表され、おおむね好評を得た。また本研究における知見が『COCET3300:理工系学生のための必修英単語3300』の編纂に活かされた。
すべて 2006
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第32回全国英語教育学会高知研究大会予稿集
ページ: 271-272
平成18年度高専教育講演論文集
ページ: 41-44
高専教育 30
ページ: 457-462