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2005 年度 実績報告書

地方博覧会の文化史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17520418
研究種目

基盤研究(C)

研究機関愛知学院大学

研究代表者

柴田 哲雄  愛知学院大学, 教養部, 講師 (90350933)

研究分担者 難波 功士  関西学院大学, 社会学部, 助教授 (20288997)
坂田 謙司  立命館大学, 産業社会学部, 助教授 (70388081)
福間 良明  香川大学, 経済学部, 助教授 (70380144)
谷本 奈穂  関西大学, 総合情報学部, 助教授 (90351494)
キーワード博覧会
研究概要

今年度は主に近代以降の地方博覧会の資料収集を行った。そのうえでは、日本および旧植民地を研究対象とする「日本班」と中国や台湾、日中関係を対象とする「中国班」に分かれて作業を実施した。「日本班」については、研究会はおおよそ2カ月に1度の頻度で開催し(計6回)、入手資料の概要報告・検討を行った。具体的には以下の通り。
(1)日本班
以下の通り、明治〜戦時期の地方博覧会の資料(博覧会誌・新聞資料等)を集め、その概要を研究会内部で報告・討議した。
・子ども博覧会・家族博覧会(1915・1919・1926・1927)の変遷……高井昌吏
・戦時科学の博覧会(国防科学博覧会[1941]・戦時工業総力博覧会[1941]・国防大博覧会[1939]など)……福間良明
・植民地朝鮮における博覧会(拓殖博覧会[1913],朝鮮物産共進会[1915],朝鮮博覧会[1926・1929]など)……宋安鍾
「地方産業化と博覧会」(坂田謙司・石田あゆう)、「衛生と博覧会」(谷本奈穂)、「戦後アメリカナイゼーションと博覧会」(難波功士・山里裕一)、「国家神道と博覧会」(濱田陽)は現在資料収集を進めており、来年度の報告を予定している。なお、当初より研究協力者を予定していた石田あゆう、高井昌吏史に加えて、植民地朝鮮での博覧会研究のうえで宋安鍾(金沢大学法学部助教授)に、戦前期の神道と博覧会のつながりを明らかにするために濱田陽(帝京大学短期大学専任講師)、戦後のサブカルチャーと博覧会を考察するために山里裕一(広島修道大学人文学部助教授)、戦前期の安全に関する博覧会を研究するために堀口良一(近畿大学法学部助教授)に研究協力者として参画してもらっている。これらの研究成果は、2008年5月ごろに福間良明編『博覧会の歴史社会学』(仮題・梓出版社)として発刊されることが決定している。
(2)中国班
中国や台湾の地方博覧会の資料を各自収集したが、その概要は以下の通りであり、報告・討議は平成18年度以降になる予定である。
・清朝末期の中国の欧米における博覧会の参加…青山治世(愛知学院大学大学院文学研究科博士後期課程:協力者)
・重慶国民党政権における大衆動員の文化政策…菊池一隆(愛知学院大学文学部教授:協力者)
・汪精衛南京政府下における大東亜戦争博覧会について…柴田哲雄(愛知学院大学教養部講師:代表)
・中華人民共和国建国初期における戦争関連の博覧会…服部隆行(愛知学院大学文学部非常勤講師:協力者)
・2010年開催の上海万国博覧会と愛知万国博覧会との比較…柴田哲雄(愛知学院大学教養部講師:代表)
・植民地期台湾における地方博覧会…山田敦(名古屋市立大学人文学部助教授;協力者)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2021-12-14  

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