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2006 年度 実績報告書

朝廷儀礼をめぐる朝幕藩関係の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17520420
研究機関東京大学

研究代表者

藤田 覚  東京大学, 大学院人文社会系研究科, 教授 (20092322)

研究分担者 堀 新  共立女子大学, 文芸学部, 助教授 (80296524)
山口 和夫  東京大学, 史料編纂所, 助教授 (00239881)
中川 学  東京大学, 大学院文学研究科, 講師 (60250651)
箱石 大  東京大学, 史料編纂所, 助教授 (60251477)
キーワード天皇 / 公家 / 朝廷 / 朝幕関係 / 儀礼 / 幕藩関係 / 王権 / 武家伝奏
研究概要

本研究は、朝廷儀礼をめぐり朝廷(天皇・公家)と幕府(将軍)と藩(大名)の三者が、いかなる関係を取り結んでいたのか、その関係構造と歴史的な変化を通史的に追うことにより、具体的に解明することを目的としている。本年の作業としては、前年に入手した宮内庁書陵部編纂の「歴代天皇実録」の焼き付け写真を、各分担者が役割分担にそって検討を加える作業を続けた。これはなお継続中である。ついで、本科学研究費補助金による具体的な成果の一端として、研究代表者の藤田覚が「近世王権論と天皇」、研究分担者の堀新が「織豊期王権論再論」、同じく研究分担者の山口和夫が「近世の朝廷・幕府体制と天皇・院・摂家」という表題の論文を、大津透編『王権を考える』(山川出版社、2006年11月)に発表した。本年の具体的な成果としては、この論文公表がもっとも大きなものである。さらに、研究分担者堀は、織豊期の朝廷と武家の関係の研究を深化させるため、「信長記」のもっとも良質な写本を入手し、検討を加えている。研究分担者の中川学は、京都上賀茂神社に出張して神社の日記類を調査し、天皇の死去と神社の関係、具体的には葬送儀式と神社がいかに関わるのかを論じるための基礎史料の入手を図った。山口和夫は、京都総合資料館、京都市史料館などに出張して江戸時代前期の史料を調査し、関係史料を入手し検討中である。藤田は、東京大学史料編纂所所蔵で、江戸時代の中期に武家伝奏を務めた勧修寺公全の日記である「公全公記」を焼き付け写真で入手し、現在検討を加えているところである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 近世王権論と天皇2006

    • 著者名/発表者名
      藤田 覚
    • 雑誌名

      王権を考える(大津 透 編)

      ページ: 173-200

  • [雑誌論文] 織豊期王権論再論2006

    • 著者名/発表者名
      堀 新
    • 雑誌名

      王権を考える(大津 透 編)

      ページ: 201-218

  • [雑誌論文] 近世の朝廷・幕府体制と天皇・院・摂家2006

    • 著者名/発表者名
      山口 和夫
    • 雑誌名

      王権を考える(大津 透 編)

      ページ: 219-241

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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