研究課題/領域番号 |
17520423
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
|
研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
安田 次郎 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (60126191)
|
研究分担者 |
上島 享 京都府立大学, 文学部, 准教授 (60285244)
末柄 豊 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (70251478)
前川 祐一郎 東京大学, 史料編纂所, 助教 (00292798)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
キーワード | 興福寺 / 紙背文書 / 古記録 / 大乗院 / 門跡 / 古文書 / 坊官 |
研究概要 |
興福寺関係史料を素材として、古文書と古記録との関係を史料学的に解明するために、本年度は下記のように研究を行った。 1 昨年度につづき、紙背文書の収集・整理、解読を行った。 京都市・山田伸彦氏所蔵福智院家文書を借用し、7月に京都府立大学文学部に於いて袋綴じ冊子を開き、紙背文書を撮影・収集した。その整理・分析方法の検討、さらに解読・翻刻のために、米国留学のために欠席した上島を除いて全員で検討会をもった。 2 国立公文書館から購入した文書の整理と検討を行った。 おもに末柄が行った。 3 記録所載文書・諸案文集中の文書の収集・整理を行った。 興福寺所蔵『大乗院御門跡文庫古文書写』、国立公文書館所蔵『三箇御願料所等指事』、春日大社蔵『修南院光慶寺務方引付』などの案文集、引付の調査・収集を行った。さらにこれらの翻刻を末柄が行い、研究成果報告書に収録した。 4 役割分担にしたがった研究を行った。 収集した文書をふまえて、研究代表者・分担者は各自の役割分担に基づいて、門跡、坊官、記録・帳簿類、案文集などの観点から研究を行っていくつか新知見を得た。 5 研究成果報告書を作成した。 『大乗院寺社雑事記』紙背文書の花押と署名を収集し、研究協力者を交えて整理・分析を行い、その成果を研究成果報告書に収録した。その他、報告書には、研究過程で得た知見をもとに作成した小論2本、上記3の史料翻刻を収録した。
|