研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、生業史の方法論を、日本中世を対象にしたモノグラフを通して具体的に提示することにあった。理論的検討では歴史学における生業論の登場と展開を跡づけ、生業史研究の意義と射程を明確に示した。実証研究では、生業と深く関わるモノのデータから、モノがとり結ぶ社会の特質や、生業を成り立たせ変化させる時代の条件を明らかにした。現地調査では、生業の存立基盤である共同体と環境利用システムを復原的に考察した。
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