研究課題
基盤研究(C)
日本のカツオ一本釣り漁船に出稼ぎに来ているキリバス人乗組員は、言葉さえ通じ難い異文化環境下において、時間感覚や所有観念の差異に根ざした人間関係の悪化、飲酒に起因する問題行動により、頻繁に解雇されてきた。雇用されるにあたり、キリバス人にとって、船上の労働における技能や専門知識の習得以前に、文化的・認識論的な差異が大きな問題である。そしてこの差異は、ホスト社会の人々と太平洋島嶼部から来た出稼ぎ者との間に、容易には越え難い深い溝として存在している。
すべて 2008 2007 2006 2005
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 図書 (3件)
社会人類学年報 34巻
ページ: 25-50
比較文化研究 3巻
ページ: 1-15
People and Culture in Oceania vol.22
ページ: 85-106