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2008 年度 研究成果報告書

民事裁判における「特段の事情」の法理論的構造に関する私法学史的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17530013
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 基礎法学
研究機関龍谷大学

研究代表者

兒玉 寛  龍谷大学, 大学院法務研究科(法科大学院, 教授 (70192060)

研究期間 (年度) 2005 – 2008
キーワード特段の事情 / 法解釈方法論 / サヴィニー / 民法 / 悪意の抗弁 / 信義則 / 類推
研究概要

「例外のない原則はない」。法律の条文も、本文と但書という形で「例外的な処理」に道を開いている。しかも、裁判官は、但書が規定されていなくても、「特段の事情がある場合は、原則を適用しない」という操作をする。本研究は、「特段の事情」による操作を裁判官に委ねてしまわずに、訴訟当事者の主体的な関与を確保するための枠組みを、法律学の歴史に立ち返って検討した。そして、「悪意の抗弁」を活用すべきであるとの見通しを得た。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2007 2006

すべて 図書 (4件)

  • [図書] 民法判例百選〔第6版〕, 登記のない地役権と承役地の譲受人2009

    • 著者名/発表者名
      中田裕康・潮見佳男・道垣内弘人(編, 児玉寛)
    • 総ページ数
      120-121
    • 出版者
      有斐閣
  • [図書] 民法の争点, 慣習論2007

    • 著者名/発表者名
      内田貴・大村敦志(編, 児玉寛)
    • 総ページ数
      63-64
    • 出版者
      有斐閣
  • [図書] 法の生成と民法の体系, サヴィニーの類推論について断章II2006

    • 著者名/発表者名
      林信夫・佐藤岩夫(編, 児玉寛)
    • 総ページ数
      545-573
    • 出版者
      創文社
  • [図書] 市民法学の歴史的・思想的展開, サヴィニーと『法律解釈の一義的明晰性ルール』断章I2006

    • 著者名/発表者名
      河内宏・大久保憲章・采女博文・児玉寛・川角由和・田中教雄(編)
    • 総ページ数
      243-274
    • 出版者
      九州大学出版会

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公開日: 2010-06-10   更新日: 2016-04-21  

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