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2005 年度 実績報告書

国際法学における法実証主義の意義・限界・克服

研究課題

研究課題/領域番号 17530034
研究機関東京大学

研究代表者

寺谷 広司  東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 助教授 (30261944)

研究分担者 大沼 保昭  東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (50009825)
西海 真樹  中央大学, 法学部, 教授 (50180576)
赤根谷 達雄  筑波大学, 大学院人文社会科学研究科, 教授 (00212407)
古谷 修一  早稲田大学, 大学院・法務研究科, 教授 (50209194)
王 志安  駒澤大学, 法学部, 教授 (40255641)
キーワード国際法学 / 法実証主義 / レジーム論 / 構成主義 / 現実主義 / 批判法学 / 法と力 / 大韓民国
研究概要

本研究は2年にわたる研究プロジェクトであり、1年目にあたる本年度は、研究分担者が各自関連文献の読解を中心とした作業を進めるとともに、その中間報告を兼ねて9月と12月とに研究会を開催することによって研究の蓄積に努めてきた。
まず、9月には、研究分担者の大部分が参集する研究合宿を行い、2日間の集中的な研究会を通して、継続的な研究会である本研究会の前身にあたる昨年度までの3年間の活動(第4次)を総括する論文集『国際社会における法と力』(仮題、東信堂)の各原稿について、それぞれの検討枠を70分単位で設ける中、今年度からの研究会(第5次)メンバー相互で検討することを通して、メンバー相互の研究の進捗状況を確認するとともに、今後の研究会の展開の方向性を確認することができた。とりわけ「法」及び「力」概念を有意に把握するために種々の角度から検討を行ったこと、また、「危機の二十年」(E・H・カー)にも擬しうる現代においてこれを検討する意義を論じ合えたことは、非常に重要な作業になった。
また、12月には、研究分担者による研究報告に基づく公開の研究会を開催した。この会議は東大国際法研究会と共催で行われ、研究組織外の教員・院生も多く出席する会合となった。まず、研究分担者である大沼保昭による「国際社会における法と力」と題する研究報告に続いて、五十嵐武士氏(東京大学教授)、佐藤哲夫氏(一橋大学教授)によって大沼報告へのコメントがあり、両者をふまえて出席者による活発な質疑応答が交わされた。これらの活動を通して、次年度の研究の展開及び取りまとめに向けて、研究の一層の深化を図ることができた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 国際人権保障と国際的な刑事統制2005

    • 著者名/発表者名
      寺谷 広司
    • 雑誌名

      ジュリスト 1299

      ページ: 31-42

  • [雑誌論文] 国内避難民(IDP)への人道的救援-Katja Luopajarviの所論に即して-2005

    • 著者名/発表者名
      西海 真樹
    • 雑誌名

      中央ロー・ジャーナル 2・1

      ページ: 27-55

  • [雑誌論文] 国際人道法違反と被害者に対する補償-国際的制度の展開2005

    • 著者名/発表者名
      古谷 修一
    • 雑誌名

      ジュリスト 1299

      ページ: 64-72

  • [雑誌論文] 紛争(後)社会における『法の支配』の役割をめぐって2005

    • 著者名/発表者名
      篠田 英朗
    • 雑誌名

      広島平和科学 27

      ページ: 47-68

  • [図書] 国際法 はじめて学ぶ人のための2005

    • 著者名/発表者名
      大沼 保昭
    • 総ページ数
      659
    • 出版者
      東信堂

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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