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2006 年度 実績報告書

インターネット時代のポルノグラフィの実態および法規制と「表現の自由」の比較法研究

研究課題

研究課題/領域番号 17530087
研究機関福島大学

研究代表者

中里見 博  福島大学, 行政政策学類, 助教授 (10283384)

キーワードポルノグラフィ / ジェンダー / セクシュアリティ / 女性に対する暴力 / 表現の自由 / 女性の人権 / 男女平等 / ジェンダー法学
研究概要

まず「インターネット時代のポルノグラフィの実態」を明らかにするという課題について、以下の研究活動を行なった。1)まず、関係者が逮捕・起訴されるにいたった暴力ポルノ事件(バッキービジュアルプランニング事件、公判継続中)の制作現場にいあわせた或る女性AVライターから、現場の状況さらにはポルノ業界全般に関する問題点を聞いた。2)また、ポルノグラフィに出演する女性が所属する「プロダクション」と呼ばれる業者の元スタッフから、ポルノグラフィの制作の実態についてつぶさに聞いた。なお、これら2つの聞き取りは、まとめて成果報告書に掲載される。3)さらに、ポルノグラフィの使用・消費が性行動に与える変化を知るために、インターネットをつうじた「ポルノグラフィと性行動に関するアンケート調査」を行ない、集計・分析した。
次に、「ポルノグラフィの法規制と『表現の自由』の比較法研究」という課題については、主としてアメリカの反ポルノグラフィ公民権条例の違憲判決およびそれをめぐる諸論文について検討を行ない、またカナダの刑法「わいせつ物」頒布罪規定をめぐり、アメリカの同条例の影響を受けた最高裁判所合憲判決(バトラー判決)の検討もあわせて行なった。以上の成果を順次雑誌論文等として公刊し、2007年3月に『ポルノグラフィと性暴力-新たな法規制を求めて』(明石書店)として出版した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] ポスト・ジェンダー期の女性の性売買-性に関する人権の再定義2007

    • 著者名/発表者名
      中里見 博
    • 雑誌名

      社会科学研究 58巻2号

      ページ: 39-69

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 解体されるべき男らしさとは何か2007

    • 著者名/発表者名
      中里見 博
    • 雑誌名

      [現代のエスプリ]別冊 セルフ・アイデンティティ 拡散する男性像

      ページ: 216-224

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 性売買禁止・規正法の強化に向けて2007

    • 著者名/発表者名
      中里見 博
    • 雑誌名

      婦人新報 1278号

      ページ: 2-5

  • [雑誌論文] 性売買とジェンダー法学2006

    • 著者名/発表者名
      中里見 博
    • 雑誌名

      法と民主主義 414号

      ページ: 34-40

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] ポルノグラフィと性暴力-新たな法規制を求めて2007

    • 著者名/発表者名
      中里見 博
    • 総ページ数
      241
    • 出版者
      明石書店
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [図書] セクシュアリティと法2006

    • 著者名/発表者名
      齊藤豊治
    • 総ページ数
      437
    • 出版者
      東北大学出版会
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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