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2007 年度 実績報告書

戦間期日本における植民政策学の展開と遺産-国際関係論研究の視点から

研究課題

研究課題/領域番号 17530121
研究機関東京大学

研究代表者

酒井 哲哉  東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (20162266)

キーワード植民政策学 / 国際関係論 / 戦間期 / 日本近代史 / 帝国
研究概要

3年間にわたるプロジェクトの最終年度となる本年は。これまでの成果のとりまとあにはいった。本プロジェクトの趣旨である戦間期日本における植民政策学が、どのような歴史的展開を示したかを明らかにするとともに、戦後の国際関係論研究へその遺産がいかなる形で継承されているかを再検討した。これらの作業をさらに、近代日本の国際秩序論の巨視的構図のなかに位置づけることで、実行力をもたせるように努めた。その成果が、『近代日本の国際秩序論』という著書である。同書は近代日本の国際秩序論の展開を主従国際間関係からなる狭義の「国際秩序」と帝国的関係からなる「帝国秩序」の議会的講座から分析し、あれせて、戦後への展望を明らかにしたものである。また、同書の趣旨を要的したものとして、『レヴァイアサン』誌に、「国際秩序論と近代日本研究を掲載し,本プロジェクトが近代日本政活研究に持つ意義について触れた。また、欧州国際政活史・日本外交史の書評論文を執筆し、比較の視座を持たせるようにつとめた。さらに、日本政活学会において「戦後日本の保守主義-持続と変容」という報告をおこない、その一部で、戦前、戦中期の国際秩序論への戦後はおける継承関係の意味を述べた。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 国際秩序論を近代日本研究2007

    • 著者名/発表者名
      酒井 哲哉
    • 雑誌名

      レヴァイアサン 第40号

      ページ: 51-57

  • [雑誌論文] イギリス・評伝・外交史2007

    • 著者名/発表者名
      酒井 哲哉
    • 雑誌名

      書窓の窓 第566号

      ページ: 68-71

  • [雑誌論文] 濃密な国際関係のなかで生きること2007

    • 著者名/発表者名
      酒井 哲哉
    • 雑誌名

      創文 第499号

      ページ: 1-4

  • [学会発表] 戦後日本の保守主義-持続と変容2007

    • 著者名/発表者名
      酒井 哲哉
    • 学会等名
      日本政治学会
    • 発表場所
      明治学院大学
    • 年月日
      2007-10-06
  • [図書] 近代日本の国際秩序論2007

    • 著者名/発表者名
      酒井 哲哉
    • 総ページ数
      286
    • 出版者
      岩波書店

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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