平成19年度の研究は、以下の2点に絞って調査・研究を行った。つまり、(1)スウェーデン、ノルウェー、デンマークにおける若年労働者向け積極的労働市場政策(Active Labour Market Programmes)に関する実態の再調査と文献研究、(2)北欧三ヶ国で有効であるとされる若年労働者向け雇用政策の日本における有効性の検証、である。 (1)スウェーデン、ノルウェー、デンマークにおける若年労働者向け積極的労働市場政策(Active Labour Market Programmes)に関する実態の再調査と文献研究 (1)上記三ヶ国の関係省庁におけるヒアリング調査を通じて、北欧三ヶ国における若年労働者向け積極的労働市場政策の新たな政策展開と現状を再確認し、若年雇用政策全体を体系的に把握することに努めた(サーベイを行った)。 (2)実際に若年求職者の就職支援を行う職業紹介所や職業事務所でのヒアリング調査や文献調査・研究を通じて、どのプログラムが若年労働者の就職率の改善、失業率の低下に有効であるのかについての検証を行った。 (2)北欧三ヶ国で有効であるとされる若年労働者向け雇用政策の日本における有効性の検証スウェーデン、ノルウェー、デンマークで行われている若年労働者向け積極的労働市場政策の内、いずれのプログラムが日本において現実的に実施可能であり、且つ有効であるのかについて検証を行った。
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