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2007 年度 実績報告書

わが国の電力取引所における市場支配力および価格変動リスクの評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17530197
研究機関追手門学院大学

研究代表者

松田 年弘  追手門学院大学, 経済学部, 准教授 (50388401)

キーワード電力取引所 / 市場支配力 / SFE
研究概要

JEPXの一日前市場にSFEを適用するための理論的基礎を検討した。Klemperer & Meyer (1989)が導入した供給関数ナッシュ均衡解(Supply Function Equilibrium : SFE)は潜在的な市場支配力を評価する方法の一つである。Klemperer & Meyer (1989)は、需要関数およびコスト関数がそれぞれ二階微分可能であることを仮定したうえで、SFEを導いた。しかし、現実の電力市場をより正確に再現しようとした時、コスト関数や総需要曲線が区分的に滑らか(piecewise smooth)であることしか想定できないことがしばしば起こる(Baldick, Grant, and Kahn (2004)等を参照)。
そこで、本研究では、コスト関数や総需要曲線が区分的に滑らかである場合にSFEが満たす方程式(必要条件)を導出した。Klemperer & Meyer (1989)によると、コスト関数が二階微分可能であり、更にconcaveであれば、価格を変数として単調増加なSFEが存在する。しかし、コスト関数や需要関数が区分的に滑らかであることしか想定できない場合、単調増加なSFEが常に存在するとは限らないことが判明した。新しい仮定のもとで単調増加なSFEが存在するための条件も本研究では検討している。

今後の研究の推進方策

(抄録なし)

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公開日: 2015-07-13  

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