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2006 年度 実績報告書

金利プセロスと期間構造の特異性のモデル化と統計的検証

研究課題

研究課題/領域番号 17530239
研究機関横浜国立大学

研究代表者

倉澤 資成  横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究科, 教授 (40018057)

研究分担者 小林 正人  横浜国立大学, 経済学部, 教授 (60170354)
森田 洋  横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究科, 助教授 (70239664)
キーワードカルマンフィルター / ジャンプ / Stochastic Volatility / EGARCH
研究概要

金利に代表される金融時系列のモデルにおいて、正規分布では表現できない分布の裾の広がりを表現するため、Stochastic VolatilityやGARCHなどのvolatility変動モデルを用いてきたが、それだけでは不十分と考えられ、これらにジャンプを導入するモデルが多く提案されている。本プロジェクトでは、ジャンプの存在の検定とジャンプの導入方式の検定を提案した。第1に、Stochastic Volatilityモデルのvolatilityの遷移方程式におけるジャンプの検定を開発した。第2に、Stochastic Volatilityモデルの観測方程式におけるジャンプの検定を、非線形カルマンフィルターの枠組み開発した。第3に、EGARCHモデルにおけるジャンプの検定を開発した。これはいずれもジャンプの分布の分散が0に退化するという仮定の検証に帰着するので、通常の方法では扱うことができず、Diracのdelta関数という方法を用いて統計量導出を行った。この方法を、円ドル為替レート、株価指数などに適用し、ジャンプの存在する時期としない時期の判別をすることが可能であることが明らかとなった。これらの結果のうち、第一の結果は学術誌(査読付)Asia-Pacific Financial Marketsに掲載され、他の結果は、acceptが決定している。
金利の理論的なモデルについても、期待された理論的結果が得られ、出版準備中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Testing for Volatility Jumps in the Stochastic Volatility Process2006

    • 著者名/発表者名
      Masahito Kobayashi
    • 雑誌名

      Asia-Pacific Financial Markets Vol.12, No.2

      ページ: 143-157

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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