本研究は富山大学清家彰敏が、中国国務院発展研究中心企業研究所、北京大学などの協力を受け、文献研究、インタビュー調査などを通じ、1)人口減少化社会の中で日中の女性、特に社会のリーダーとしての女性経営者、女性起業家の社会的存在のあり方と役割がどのように変化しているか、2)日中の女性起業家の連携事業を今後企画するについて、どのような社会状況があるか、またどのような産官学を巻き込む連携モデルがあるか、の2点について研究を行った。経営者の現状調査、中国の女性起業と経営者について調査した。 本研究は、中国経営者の国際化戦略とその支援組織としての産学官連携組織の実態を分析し、日本等との比較を行い、日中の連携モデルを模索した。 本研究は中国側研究者の来日、代表研究者である清家の訪中による研究コラボレーション以外に、頻繁なインターネットによる清家と中国政府である国務院発展研究中心企業研究所、北京大学との文献資料交流と討論によって行われた。 また本研究は清家と中国国務院発展研究中心企業研究所馬淑萍研究官との日中女性起業家の連携事業の模索を行っており、中国政府が調査した報告書(一部清家も調査に協力した)国務院発展研究中心中国企業家調査系統「中国企業家隊伍成長現状与環境評価-2003年中国企業経営者成長与発展専題調査報告」などの調査と討議が基礎となった。
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