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2005 年度 実績報告書

事業イノベーションを持続可能とする知識ネットワークの実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 17530299
研究機関中央大学

研究代表者

秋澤 光  中央大学, 商学部, 助教授 (60328028)

研究分担者 寺本 義也  早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 教授 (30062178)
小松 陽一  関西大学, 総合情報学部, 教授 (10068140)
岸 眞理子  法政大学, 経営学部, 教授 (60204848)
キーワードイノベーション / 事業革新 / 事業継承 / 知識ネットワーク / 定性研究 / ベンチャー / 産学連携
研究概要

本研究の目的は、「事業イノベーションが持続しておきる条件が知識ネットワークに見いだせる」という命題を系統的に実証することである。本研究では、知識ネットワークの知の組み替え力に注目し、さらにはそれがイノベーションの方法自体も革新するというダイナミズムに注目している。事象としては、事業イノベーションを取り上げ、どのような条件で、いかに起きるのかについて研究している。現在の研究状況は以下の3つの系統で整理される(継続中)。
1.理論構築
パワー論、信頼論をベースに、イノベーションとそれを取り巻くコンテキストのダイナミズムの関係について、先行研究のサーベイおよび理論構築の準備をしている。
2.事例研究
(1)知の継承ネットワーク
まずは家族経営の企業について、事業継承において事業の革新が起きた事象を見いだし、そのプロセスを事例研究により分析する。初年度は、初期的な事例研究を行い、プロセスをモデル化した。以後、理論的サンプリングにより、概念のロバストネスを高めていく予定である。
(2)知の革新ネットワーク
産学連携の事例についてのインタビューを分析中の他、事例をサンプリング中である。
3.定性研究の方法論開発
定性研究について、先行研究をサーベイ中。特に初年度は、Gounded Theoryにおける事例のサンプリング方法を検討した。これにより、理論構築に向けて事例研究がより効果的に行えるようになった。また最終的には、従来の仮説検証型でも、仮説発見型でもない、多様な事例に基づくホーリスティックなアプローチを見出せるよう模索中である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「ものづくり」から「ことづくり」へ2005

    • 著者名/発表者名
      寺本義也
    • 雑誌名

      早稲田ビジネススクール・レビュー Vol.02

      ページ: 6-12

  • [雑誌論文] 異質なコンテクストの綜合としての戦略形成2005

    • 著者名/発表者名
      小松陽一
    • 雑誌名

      オフィス・オートメーション 26巻2号

      ページ: 31-38

  • [雑誌論文] オープン・コミュニティ参加による学習とイノベーション2005

    • 著者名/発表者名
      岸眞理子
    • 雑誌名

      法政大学経営学会『経営志林』 第42巻第3号

      ページ: 37-51

  • [雑誌論文] コア・ケイパビリティとコンテクスト形成2005

    • 著者名/発表者名
      岸眞理子
    • 雑誌名

      オフィス・オートメーション 26巻2号

      ページ: 59-65

  • [図書] コンテクスト転換のマネジメント-組織ネットワークによる「止揚的融合」と「共進化」に関する研究-2005

    • 著者名/発表者名
      寺本義也
    • 総ページ数
      372
    • 出版者
      白桃書房

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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