研究課題/領域番号 |
17530300
|
研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
丹沢 安治 中央大学, 総合政策学部, 教授 (00146953)
|
研究分担者 |
高橋 宏幸 中央大学, 経済学部, 教授 (70104718)
三浦 俊彦 中央大学, 商学部, 教授 (60190592)
砂川 和範 中央大学, 商学部, 准教授 (10318321)
税所 哲郎 関東学院大学, 経済学部, 准教授 (80386870)
|
キーワード | ライン河上流地域 / 産業クラスター / 産業集積 / 地域イノベーション / 大学発ベンチャー / ガバナンス構造 / イノベーションミックス / ガバナンスの重層性 |
研究概要 |
1.研究会とワークショップ、編著作の出版 平成19年度には、2つの公開月例研究会を開催した。1つは、経営情報学会の研究部会として開催された「情報社会と薄れ行く企業境界」研究部会であり、この1年間において、9回の研究会を開催した。また、本研究に関連して、「中国における企業組織のダイナミクスとイノベーションシステム」というテーマの下に平成19年度には、7回の研究会を開催し、さらに中国、および国内でのヒアリング調査を行い、かつ資料収集と整理を行った。また、2008年9月には研究叢書『中国における企業組織のダイナミクスとイノベーションシステム』丹沢安治編、中央大学出版局を刊行する予定である。さらに、理論的な枠組みにを構築するための新制度派経済学を中心とする非公開の月例研究会を平成19年度には11回開催した。 2.現地調査 平成19年3月には広州市の曁南大学科技園にてインタビューを行い、同大学MBAコース院生に対して本研究にかかわるテーマについて講演を行った。同大学における大学発ベンチャーに対するインタビューを行ったところ、その問題点と成果について知見を得ることができた。同年8月には天津大学科技園、天津地域の産業集積を調査し、多くの知見を得た。やはり、大学発ベンチャーには大きな困難があることが見て取られた。また、平成19年2月には東大阪市における中堅・中小企業の調査を行った。これらの調査の成果は、上述の研究叢書において公表する予定である。
|