9月15日から9月27日まで米国に出張し、米国の流通に関する資料を収集した。1980年代のcensus of commerceはCD化されておらず、Excelへの入力に多くの時間を費やした。また、ノースカロライナ州立大学のDavid Flath教授およびコロンビア大学の日本経済研究センターのスタッフと日米流通システムの相違について意見交換をすると同時に、Flath教授との共同論文「Parallel Imports and the Japan Fair Trade Commision」を改訂した。この論文はハーバード大学のライシャワー・センターのセミナーで報告された。さらに、Steve Margolis教授をはじめとする米国の研究者と「チャネル間競争の経済分析」についての意見交換を行なった。 帰国後、収集したデータを用いて統計分析を行ない、「米国の小売店舗密度の規定因に関するパネル分析」を改訂した。また、「チャネル間競争と市場の競争性」と題する論文を作成し、11月に広島修道大学で開催される応用経済学会にて報告する。
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