• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

電子商取引における電子情報仲介業の役割と戦略

研究課題

研究課題/領域番号 17530325
研究機関静岡県立大学

研究代表者

渡部 和雄  静岡県立大学, 経営情報学部, 教授 (90244532)

研究分担者 岩崎 邦彦  静岡県立大学, 経営情報学部, 助教授 (40315213)
キーワード電子商取引 / ネットショップ / 意思決定要因
研究概要

(1)ネットショップにおける購買の心理的要因の分析
ネットショップで買ったことがある人とない人の行動はどのような意思決定要因に起因するものなのか、デジタルカメラの購入を想定したアンケート調査を行い、結果を分析した。32の質問項目について主成分分析した結果、10の要因が抽出された。さらに、判別分析を行った結果、店舗で購入する傾向を強める要因として「スイッチングコスト」、「リアル情報」、「実感」、「ネットショップ不信」などがあり、ネットショップで購入する傾向を強める要因として「ネット情報」、「時間節約」、「価格」などがあることがわかった。
さらに、ノートパソコンの購入を想定したアンケート調査を行い、結果を分析した。主成分分析により、やはり10の要因が抽出され、店舗での購入を強める要因、ネットショップでの購入を強める要因がデジタルカメラの購入とほぼ同様であることが明らかになった。
(2)地方企業の課題とIT目的達成の分析
ITの目的や達成度合い、企業の規模や利益などに関連した6つの仮説を設け、地方企業2、000社に行ったアンケート調査で仮説の検証を行った。業務の効率化やコスト削減のような基本的な利用目的を持ったIT化が成功していることがわかった。また、利益を増加させており、技術力や適切な人材を持ち、素早くIT化対応を行う企業がIT化を成功させる企業であることが明らかになった。
(3)小規模企業の異業種連携の研究
小規模企業の異業種連携について、実態を探り、成功要因について実証的に分析を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 店舗とネットショップでの購買における消費者の意思決定要因2006

    • 著者名/発表者名
      渡部和雄, 岩崎邦彦
    • 雑誌名

      経営情報学会2006年秋季全国研究発表大会予稿集

      ページ: 182-185

  • [雑誌論文] 地方企業が直面している課題とITの目的達成2006

    • 著者名/発表者名
      渡部和雄, 伊東暁人
    • 雑誌名

      経営情報学会2006年秋季全国研究発表大会予稿集

      ページ: 124-127

  • [雑誌論文] 社会人向け大学院レベルの少人数講座における遠隔広義の評価2006

    • 著者名/発表者名
      渡部和雄, 湯瀬裕昭, 渡邊貴之 ほか
    • 雑誌名

      経営情報学会2006年秋季全国研究発表大会予稿集

      ページ: 192-195

  • [雑誌論文] 小規模企業の異業種連携の実態と成功要因に関する実証分析2006

    • 著者名/発表者名
      岩崎邦彦
    • 雑誌名

      日本中小企業学会第26会全国大会

      ページ: 21

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi