研究課題/領域番号 |
17530325
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 武蔵工業大学 (2007) 静岡県立大学 (2005-2006) |
研究代表者 |
渡部 和雄 武蔵工業大学, 環境情報学部, 教授 (90244532)
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研究分担者 |
岩崎 邦彦 静岡県立大学, 経営情報学部, 准教授 (40315213)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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キーワード | 電子商取引 / BtoB / 電子情報仲介 / 経営戦略 / ネットショップ / 購買意思決定 |
研究概要 |
電子仲介業は少なくとも一部に電子的手段を利用して、業者と業者の間または業者と消費者の間に入って、商品やサービスの流通を効率よく円滑にするものである。本研究では中間業者の役割を市場調査・情報収集・伝達機能、商品選別・品揃え機能など10種類に整理した。次に、電子仲介業をeマーケットプレイス(eMP)、商品流通仲介、情報仲介、サービス仲介の4種類に分類した。そして、それぞれについて事例を研究した。事例はラクーンやNC Networkなど筆者らが社長に直接インタビューを行ったものや文献により調査したものを含む。ここまでの調査結果を活かして、最後に電子仲介業に求められる機能をまとめ、電子仲介業の今後の戦略を提案している。中間業者の役割は4分類それぞれについて少しずつ異なる。例えば、eMPでは知らない企業同士の取引となるので、eMPは商品受け渡しと決済が確実に遂行されるような仲介を行うことが重要となる。商品流通仲介では電子取引といえども実際のモノを扱うので、やはり物流の機能も重要となる。情報仲介では顧客企業の求める情報の分析、タイムリーな提供が重要である。インターネットが社会に浸透した情報社会の中で、中間業者は今後、より効率の高い電子仲介業に業務を転換していくことが生き残る一つの道であろう。 他に、消費者のネットまたはリアル店舗での購買意思決定に影響する要因を探るため、アンケートにもとづいて8〜11の因子を抽出し、結果を考察した上で、文書にまとめた。
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