• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

博物館における相互行為的鑑賞行為のエスノメソドロジー的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17530373
研究機関公立はこだて未来大学

研究代表者

山崎 晶子  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 講師 (00325896)

研究分担者 井田 靖子 (菅 靖子)  津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (20312910)
山崎 敬一  埼玉大学, 教養学部, 教授 (80191261)
キーワード会話分析 / 相互行為分析 / エスノメソドロジー
研究概要

1.公立はこだて未来大学において、タイの写真の仮説展示を行った。その結果として発話と身体配置および進退動作の関係が観察された。この成果は、ECSCW'05で発表するとともに、電子情報通信学会の研究会で発表した。
2.科学技術館において児玉幸子による「うにのかくれんぼ」展における鑑賞者の相互行為をビデオカメラで撮影した。インタラクションがないもの、インタラクションがあるメディアアートに観客がいかに反応し評価を行うかを分析している。メディアアートは、そのしくみを発見するという気づきと、そのなかの美あるいは感動を読み取るという複層的な接面をもつ。その発見に立脚して、エスノメソドロジー的な分析を進める。
3.井田(菅)靖子氏がイギリスで撮影したビクトリア・アルバートミュージアムにおける観客の鑑賞行為を共同的な評価という視点からエスノメソドロジー的に分析を進めている。その研究成果のいったんは、国際ワークショップにおいて菅靖子・山崎晶子によって共同で発表された。
4.ロサンジェルスにおけるJapanese American Museumにおいて、第二次大戦中における日系人の強制収容所を模した展示において、観客の反応を撮影した。2月に撮影を行ったばかりであり、現在はデジタルデータ化をすすめている最中であるが、歴史的な展示に無関心である観客や歴史的な展示に関心のある観客、また展示にかんしてさらにその思い出を語る観客など、展示へのさまざまな反応があることがわかった。今後は、語られる歴史と制度的な歴史に着目し、エスノメソドロジー的な分析を進める方針である。

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi