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2006 年度 実績報告書

博物館における相互行為的鑑賞行為のエスノメソドロジー的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17530373
研究機関公立はこだて未来大学

研究代表者

山崎 晶子  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 助教授 (00325896)

研究分担者 矢崎 敬一  埼玉大学, 教養学部, 教授 (80191261)
井田 靖子 (菅 靖子)  津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (20312910)
児玉 幸子  電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (10323883)
五十嵐 素子  光陵女子短期大学, 国際コミュニケーション学科, 講師 (70413292)
キーワード相互行為分析 / エスノメソドロジー / ミュージアムスタディーズ
研究概要

博物館とこのタイトルではうたっているが、本研究は博物館にかぎらず歴史系、美術系、科学系ミュージアムにおけるビデオ撮影とそれに基づく相互行為分析を行ったものである。特に、2004年度に科学技術館で行われた児玉幸子の展示「うにのかくれんぼ」に着目した。また、同様に全米日系人博物館における鑑賞者の行為の分析も行った。
従って、本研究が継続的に行っているていぱーくでの鑑賞行為の分析、Victoria & Albert Museumにおけるファインアート官署行為の分析とともに4つの分析を総合的に行うことができた。
1.メディアアートの分析
作品の監視をするだけではなく、インタラクションの起こし方を解説するという解説者のありかたは、メディアアートの鑑賞の一つの特徴である。鑑賞者の相互的な評価場面に着目して、分析をすすめた。その結果、解説者の解説がどのように鑑賞者に影響するのか、また解説者の存在が、鑑賞者の会話の優先構造に関連するという分析を行った。これらの分析は2007年度に論文として執筆する予定である。
2.全米日系人博物館におけるデータにおいては、ものの記憶の共有にかんして分析を行った。なぜ鑑賞者同士、あるいは鑑賞者と解説者が、展示物をかいしてものの記憶を共有する、そのやりかたとシークエンスを研究した。この結果も、2007年もしくは2008年に発表する予定である。
3.歴史系、美術系、科学系ミュージアムにおける鑑賞行為にかんしては、評価という点から検討を進めている。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (3件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] ハイブリッドサイエンスとしてのエスノメソドロジー2006

    • 著者名/発表者名
      山崎晶子, 久野義徳
    • 雑誌名

      ヒューマンインタフェース学会誌 Vol.8,No.4

      ページ: 229-234

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] ジェンダーと会話分析-性別カテゴリーとしてのジェンダー2006

    • 著者名/発表者名
      山崎晶子, 山崎敬一
    • 雑誌名

      語用論研究 Vol.7

      ページ: 123-134

  • [雑誌論文] Museum Guide Robot with Communicative Head Motion2006

    • 著者名/発表者名
      YoshinoriKuno, (中略他4人), akiko yamazaki
    • 雑誌名

      Ro-Man 2006 : The 15^(th) IEEE International Symposium on Robot and Human Interactive Communication

      ページ: 33-38

  • [図書] 「リモートインストラクション」『モバイルコミュニケーション』2006

    • 著者名/発表者名
      山崎晶子, 山崎敬一, 杉中沙耶
    • 出版者
      大修館
  • [図書] 「会話における性別カテゴリーの使用」『ジェンダーと社会理論』2006

    • 著者名/発表者名
      山崎晶子, 山崎敬一, 鶴田幸恵
    • 出版者
      有斐閣

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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