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2005 年度 実績報告書

結核療養所反対運動を通した社会意識に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17530411
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東横学園女子短期大学

研究代表者

青木 純一  東横学園女子短期大学, 保育学科, 助教授 (10389869)

キーワード結核 / 療養所 / 反対運動 / ハンセン病
研究概要

平成17年度は、研究目的を達成するために以下の三点を中心に研究・調査をした。
1.全国各地の公立結核療養所について、その反対運動に関する文献を収集した。調査内容はおもに地方史、地方新聞記事である。これまで反対運動の存在が不明であった金沢市立若松療養所において反対運動の存在が判明した。また、広島市立療養所の反対運動について、歴史的な流れを詳細に把握することができた。以下は調査した療養所名および調査施設である。
札幌市立療養所(北海道道立図書館・北海道大学図書館)、岡山市立半田療養所(岡山県立図書館)、大阪市立刀根山療養所、(大阪府立図書館・大阪市立図書館・大阪府立公文書館・杏結核資料館・豊中市立図書館・おおさか人権博物館)、金沢市立若松療養所(金沢県立図書館・金沢市立図書館・金沢大学医学図書館)、広島市立図書館(広島県立図書館)、名古屋市立八事療養所(名古屋大学図書館)、東京市療養所(国会図書館・中野区立図書館)岐阜市立療養所(岐阜県立図書館)。
2.ハンセン病の研究者を招いて研究会を開催し、(1)結核対策とハンセン病との政策的違い、(2)ハンセン病療養所と地域住民とのかかわり、について深めた。また、この研究会で話し合われた内容は、鼎談の形で学会雑誌に発表した。来年度は(2)をテーマに研究会を開催し、より掘り下げる予定である。
3.結核療養所に関する図書や雑誌を、古書を中心に収集した。特に公立結核療養所年報を収集する予定であったが、十分に集まらなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] <討論>いのちの近代史を振り返る-ハンセン病と結核問題を軸に-2006

    • 著者名/発表者名
      青木純一, 藤野豊, 篠原睦治
    • 雑誌名

      社会臨床雑誌 第13巻第3号

      ページ: 88-119

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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