研究課題/領域番号 |
17530447
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研究機関 | 田園調布学園大学 |
研究代表者 |
中山 幸代 田園調布学園大学, 人間福祉学部, 准教授 (10310351)
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研究分担者 |
堀田 美鈴 聖母大学, 看護学部, 客員教授 (00157083)
川元 克秀 埼玉大学, 教育学部生涯学習課程, 准教授 (70291135)
浅井 美千代 千葉県立衛生短期大学, 第一看護学科, 准教授 (20212467)
小櫃 芳江 聖徳大学, 短期大学部, 教授 (20233611)
西方 規恵 白梅学園短期大学, 福祉援助学科, 准教授 (60341898)
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キーワード | 医療・福祉 / 援助者の腰痛予防 / 利用者の活動性の向上 / 移動・移乗技術 / ペヤ・ルンデシステム |
研究概要 |
1 DVD(VHS)の出版とセミナーの実施 (1)ペヤ・ハルヴォール・ルンデ監修 移動・移乗技術研究会編集協力『看護・介護職のための"持ち上げない"移動・移乗技術』DVD版、VHS版、中央法規出版2006年10月発売 (2)2006年10月Per Halvor Lundeのセミナーを実施(招聘元のラックヘルスケアのバックアップを受け、研究会メンバーと組合立国保成東病院の看護師ら12人を対象)。この内容を基に2008年に第2巻のDVDの製作と実技本の出版計画が中央法規出版との間で進んでいる。 2 移動・移乗研究会のホームページ(http://www.ijyoken.com)を充実させ、Per Halvor Lundeの技術と思想を紹介。 3 2005年6月から月1回のペースで、千葉県の組合立国保成東病院(350床)の看護部と研究協力を行い、Per Halvor Lundeの思想と技術を学び、事例検討を継続して実施。現場へ思想と技術が定着しつつある。 4 組合立国保成東病院の看護師らを対象に実施した調査結果の概要:持ち上げない移動・移乗技術」の実践者は、「深く座り直す」が43%、「ベッド上での上方移動」が68%であること。実践しているスタッフは、この技術により身体への負担が軽減すると感じていること。この技術を用いることにより,「要介護者の緊張が少なくなった(61.8%)」「要介護者が自分で動こうとするなどの変化がみられる(60.6%)」と感じていること。さらにこの技術を実践することを通し,「患者の心身の状態をよく観察するようになった」と感じているスタッフが75%にのぼることなどが、明らかになった。今後も継続して縦断調査を実施し、技術の普及と有効性を検証する。 5 福祉用具の開発と販売:藤倉航装株式会社と共同開発したスライディングシート"するーと"を、2007年2月から販売し、ユーザーから高い評価を得ている。"するーと"のホームページ(http://www.suruto.jp)
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